もはや現代人がラジオを聞くというシチュエーションはほとんどない

純粋な意味でのラジオ受信機はもうほとんど誰も持ってい
ないのではないだろうか。強いて言うならCDラジカセだろう
か、これも別段、ラジオ放送を聞くためのものではない。人
によりけりだが、テレビを見ない人は実に多い、私もメ滅多
に見ない。ただテレビを見る人はよく見る。でも昔、子供時
代から青春時代にかけ、毎週一回放送が楽しみ、という名番
組は多かった。だが今や、制作費のかからない、クイズ番組
とか、漫才という言葉も消えた「お笑い」という、愚にもつ
かぬ、およそ最低な芸人たち、言論の自由など消え失せてい
るあまりに画一的な、権力のプロパガンダの道具と化した姿
をみたら、私はもうテレビと縁切りは正解だと思う。私は事
実、テレビはもう長く見ない。・・・・・・だがまあテレビ
は十分に存在感を持っている。
だが哀れをとどめるのはラジオ放送と言わざるを得ない。
もはや現代人が日々の生活でラジオを聴く、耳を傾けるとい
うシチュエーションはほぼ消滅している。・・・・・だが、
それでも非常に有用と思えるのは、今もあるのだろうか、NH
Kのラジオ英会話、フランス語会話などの語学系教育番組、ラ
ジオならではの学習効果である。だが第二放送は2025年には
廃止されるというから、教育番組が、ラジオならではの教育
番組の先行きは懸念される、・・・・・・がそれ以外となる
とプロ野球ラジオ放送はTBSはやめたし、ジリ貧は否めない。
ラジオを腰に下げてプロ野球中継をよくきいていたオヤジも
いたが、もうそんな姿はない。
何よりも1968年くらいから高校生、受験生、若者、また
中学生らも含め、圧倒的支持を集めたラジオ深夜放送が実質、
消滅したに等しいことが大きい。もう若者はスマホである。
ネットであるから、ラジオ受信機などもってない。スマホで
もラジを聴けないことはないが、ネットのコンテンツを考え
ればまず強いてネットでラジオもさほど広まっているはずは
ない若者はもうラジオなど持っていない。
残されたラジオを聞くシチュエーションは車の運転中くら
いだが、長距離運転手ももう深夜の、「歌うヘッドライト」、
「走れ歌謡曲」も終わり、もはやラジオなど聞かない傾向が
強い。一般ドライバーが通勤時、FMなど、はあり得るが、以
前に比べたら遥かに少ないのではないか。私はドライブ中は
CDかDVDである、最近のディスプレーオーディオはCD機能が
ないからついて行けない。ともかくラジオは聞かない。

仕事中BGMもYou Tubeでさまざまなチャンネルがある。職
場BGMでラジオは不要で、CDが多いと思う。かって多かった
有線チャンネルもなお生きているようだ。
とにかく日常生活でそもそもラジを聴くというシチュエー
ション自体がほぼ消え失せている。それでもラジオを聴くとい
う人は特別な事情、用途があればこそである。もはやスマホ、
ネットの完全に時代である。
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