JR「みどりの窓口」削減問題、あまりに現実的に深刻な問題、対面でないと対応できないサービスは非常に多い(新幹線フィーバーをよそに)

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 北陸新幹線は敦賀まで到達、完了した。東京と敦賀間は1日
14往復、というから整備新幹線の精華というべきか、こうなる
と四国は新幹線の蚊帳の外、やはり半ば「島流し」という自嘲
も聞こえてくるが、岡山起点でとにかく計画だけでも立てない
と四国=後進地域の評価が永久化してしまう。・・・・さて、
新幹線フィーバーもいいが、JR利用者にとって現実、のしかか
る重大な問題はJRの駅の「みどりの窓口」削減問題、さらには
存続の「みどりの窓口」でも利用時間制限、対応人員の削減
で処理能力が大きく低下、渋滞、長い長い待ち時間を発生させ
ていることである。「券売機」またオンラインで指定席券、乗
車券購入、は単純な新幹線のみの利用ならいいとして、現実は
込み入った乗車のケースも多い、それにそもそも対面でなけれ
ば、全く対応できないサービスが非常に多い。それらは絶対に
レアケースではない、むしろ通常である。

 指定席券の日時変更、キャンセル、運行の停止、遅れによる
払い戻し、正式な領収書の受領、利用カードの利用証明、各種
の割引措置、例えば身障者割引き、すぐに思いつかないが、数
限りなくあるはずだ。

 「みどりの窓口」はJRのさサービスのまさに顔であり、最重
要まものだが、経費削減、人員合理化のため、というなら最小限
の削減は認めるにせよ、なら残された「みどりの窓口」の対応は
むしろ充実させないければなるまい。山陽本線でも続々、無人化
だから仕方ない面はあるが、なら山陽新幹線、新倉敷駅の場合だ。

 周辺の、まあ倉敷駅は除いてだが、ほぼすべてのJR駅から「み
どりの窓口」が消えてしまった。だから広範囲から新倉敷駅の
「みどりの窓口」に利用客は訪れる、がずっと以前は8時から20時
まで対応二人、がご丁寧に11時から15時半まで閉鎖、おまけに対
応一人なのである。遠方からも訪れる人が多いので大渋滞が発生
である。倉敷駅はフルタイムだが新幹線のない在来線のみの駅だ。
むろん、在来線のみの駅でも新幹線の対応は同じだが、これから
新幹線に乗ろうと云う場合、込み入った経路の購入となると、昼
間、長時間の閉鎖では利用者無視も甚だしく、それで浮く経費と
利用者の受けるマイナスを考えると全く馬鹿げていると云うしか
ない。

 JRは東洋経済などを半ば買収して「みどりの窓口削減、それほ
ど問題か」というJRの経営陣に迎合した記事を書かせたり、その
正当化に余念がないが、何とも、締まらないサービス感覚である。
バカ高い新幹線料金を取って、サービス低下の一途ではどうなる
だ。

 昨夜、19時頃、新倉敷駅に、この時刻、みどりの窓口は渋滞
状態、時刻表も確認せず、込み入った切符購入の遠方からの、何
か田舎丸出しの男や女が長々と煮えきらぬ相談でいつ果てるとも
ない。対応駅員も歯切れが悪い、一体渋滞がいつ解消やら、あき
れてしまった。流石に私の番になって「以前のように二人対応
したらどうdすか、こんなに皆さん、困っているんだから」
、「機械がなくて」、『ちょっと前まで二台あって一台二カバー
をかけていたじゃないか、言い訳をするんじゃない」とまあ、
はかない抗議である。

 たしかに利用者には、みどりの窓口の削減、またサービスの
低下はあまりに深刻な問題である。

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