銀行系証券の新NISA勧誘、怒りを込めて拒否。庶民の資産を雲散霧消させる投信に誘う国に怒り心頭

  IMG_1679.JPG
 今度ばかりは重大問題である、「貯蓄から投資へ」という
お題目なのかどうか、その切り札がNISA、今度は新NISAなの
だという。いろんなところから「すぐに~万円、儲かった」な
どと聞くから、そんな結構な制度がいつの間に、と思っていた。
まず常識では考えられない、もちろん、個別株を買って短期で
値上がりしたら、本当に簡単に何十万、何百万は儲かるがその
逆もある。株で儲かるとしか考えないのは浅はか、まあ、誰も
そんな甘い考えは持たないだろうが。

 つまるところNISA、新NISAは従来の投資信託であり、それを
投資額に制限をかけて条件付きで、新NISAなら「無期限非課税」
だそうだ。これを知った時、これにつられて投信にはしる人が
超急増するから、これは大変な事態だ、と危機感を持たずにはい
られなかった。

 投資信託?他に自分の資金を預け、運用を任せる。・・・・

 新NISA以前に投資信託だ、

 自分の資金を他人に預ける、「運用を任せます」購入時手数料、
常に信託報酬、1%前後が多い、・・・・・を引かれる。解約時、
また差っ引かれる。

 運用の結果には一切、責任を持たない、ことを契約時、了承し
なければならない。


 投資信託自体、わかりにくく、つまり本質は証券、銀行の利益
のために分かりにくくしているうえに、NISA、新NISAが分かりに
くさに輪をかけている。

 極端にわかりにくい金融商品に手を出してはいけない!

 まして「こつこつ積立投信」である。売る側にこんな旨味の
ある商品もないだろう。顧客は逃げない、証券は寝転んでいて
も常に定期的に信託報酬、手数料が入る。結果にはむろん、責
任は持たなくていい。購入者はだけがリスクを負って、販売者
は確実な収入だけ、結果には一切に責任は持たない、のだから
お話にならない。日本人はとにかく「積立て」、コツコツに、
弱すぎる。預貯金ならいい、だが投信にコツコツ積立は本来、
適用されないはずだ。かりに1万円毎月コツコツだが、1万円で
さえ必ず差っ引かれるのだから、スタートから既に損失である。

 政府の本音なんだろうか、超々高齢化社会、若者の将来の年
金事情は五里霧中だ。そこで、・・・・・自己責任の投資、と
いうのだろうか。「他人任せ」はそもそも真の意味の自己責任
ではない。非課税だろうが何だろうが、投資信託は間違いなく
購入者が損失を出す、散々なものなのだから論外である。

 ところが非課税をエサに国が未経験な人、無知な人を投信に
誘っているのだから、「分配金」を隔月でも受け取って「儲か
った」と誤解するばかりなのである。手数料を引かれて自分の
金を受け取っているだけである。投資信託とは購入者が中身を
伺い知れないブラックホールであり、決して手を出すものでは
ない。

 さらに注意すべき「投資信託にきをつけろ」という本、「多
くの投信は駄目ですが、本当に購入すべき投信があります」
これも詐欺への悪質な加担である。詐欺の常套の手法と知るべ
きである。

この記事へのコメント