絶好の観光日和、京都観光の秘訣は、意外に難しい京都観光
今日は素晴らしい快晴、穏やかで温かい、来週からは寒そ
う、明日からはやや天気が崩れていく、から今日こそベスト
な日和である。・・・・・それで?京都観光である。今日な
どは大変な観光客だろう、家内が大学の友人と落ち合って一
泊、である。私自身、6年ほど前だろうか、京都に行くきっ
かけが出来て、それ以来、ときどき縁がなかった京都に行く
ようになった。家族での観光もあったが、親しい友だちが出
来たためだ。二泊することもないので、あまり名所巡りもで
きないが、ともかく京都に触れるきっかけは出来たというこ
とである。
京都をゆったり散策できたら文句はないが、今の状況はイ
ンバウンドはすさまじく、日本人観光客も京都に殺到する。
タクシーが拾えない、市バスもギューギュー、スポットは芋
のこを洗うが如き観光客の波、これから暖かくなるとますま
すだろう。
もし方針と言うなら
★あまり過剰な期待はしないこと、これは重要である。
①事前に京都の名店でのディナーを予約しておく
②休日、祝日は観光客でごった返すので、何箇所も欲張らず
一箇所から二箇所、にしぼって無理せず、・・・移動が難しい
面がある。タクシーと、また渋滞である。車で京都に来ないで
ください、といって、車で来る観光客はとにかく多い。移動の
問題をクリアーすることが京都観光の重要なポイントである。
③基本は神社仏閣だから、ただ見るだけではなく、あらかじ
めその歴史的沿革、由来を勉強しておく。
④ひとつの切り口として文学散歩というものがある、これも
あまり観光シーズンでは雰囲気に乏しくもなるが、
今はどうなのか、「北新地」、これは水上勉『五番町夕霧楼』
「法然院」谷崎潤一郎『瘋癲老人日記』、祇園の裏路地、近松
秋江『黒髪』、『狂乱』これはちょっとひどいが馬鹿に徹した
情痴の極みである、「鴨川河原」小松左京『日本沈没』、
もちろん古典の世界はイコール京都と云うべきだが、これも
現実とのギャップがあるというもの、人混みでは情趣などない
であろう。近代文学に切り口をシフトしてみる、のも一案であ
ろうかと思う。
ずばり、観光シーズンに京都を楽しむのは難しい、実際、行っ
て見てそれほど面白いものでもない、ことがむしろ普通だ。そこ
で失望しないためには事前の知識の修得である。
この記事へのコメント