地方の崩壊、ひいては日本の崩壊を招く東京の官僚たちによる「高齢者免許剥奪」運転免許更新制度

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 本当にタクシー、バス運転手の不足、原因はコロナによる
一時的な需要の現象で大量退職の運転手たちが戻らない、また
労働時間の上限規制という新制度、が挙げられている。それは
そうだろう。とにかく街なかであれほど昔は走っていた路線バ
スをほとんど見なくなった。かろうじて残っているバス路線も
甚だしい減便だ。地方で甚だしいと思わがちだが都会、大都会
地でも基本的に変わらない。タクシーもめっきり街なかで見る
頻度が減ったようだ。とにかくタクシーがつかまえられない。
当日予約ではほとんど断れる。物流も深刻で西濃運輸は長距離
運送を断念したそうだ。

 これは一時的、一過性の現象ではない。なら若者をタクシー、
バス運転手、トラックに、といって若者自体の数がどんどん減
少しているのだから、どうしようもない。きつい職種を若者が
好き好む道理もない、別にゼロ人、というわけではないが。

 私がメディアが指摘しない大きな要因は高齢者講習制度、とい
うより高齢者からの免許剥奪というコンセプトの警察庁官僚らに
よる高齢者からの免許剥奪制度、剥奪更新制度が大きく影響して
いる、と断言する。しかも制度が改められる可能性はほぼないか
ら永続的でますます、高齢者運転手の離職を促進してしまう。
実際、タクシー、バス、トラックの運転手は高齢者が多かった。
タクシーなど特にである。

 だが世界に類を見ない、一定年齢以上の免許更新希望者に対し、
思い出し検査という「認知症検査」の強制、まったく無意味な、
有害無益な検査を優生行政の本音もあって行っている。また些細
な違反、後期高齢者講習該当の更新前3年間に一度でもおかせば
技能試験、プロドライバーは80点以上を要求される。予約から
して容易ではない、さらに二度手間の認知症検査!そこから、と
なると日常業務で違反を起こさないことだけを念頭に置いては運
転できないプロドライバーはその該当の可能性は高い。

 高齢者に頼る部分が大きいタクシー、物流の運転手、さらにバ
スも、もう絶望だろう。

 御用メディアに徹する既成メディアは「高齢者の運転は危険」
、「高齢者の事故は増加の一途」と警察庁の意向を汲んだ愚民
化報道を繰り返すが、高齢者事故件数はその対象の人口の比率
では決して高くなく逆に低いこと、そもそも被害者になった件
数が多いこと、大都会地では起きても地方では少ないこと、な
ど指摘ができる。

 日本の既成メディアは基本、御用メディアだから国のプロパ
ガンダに加勢する記事はいくらでも書いてくれる、だが国がそ
れに安住し、悪政を改めなければ国民は塗炭の苦しみ、国は衰
退の一途となるしかない。

 あれやこれやで地方、大都会問わず運転手は減少の一途だ。
地方は子供は基本、都会地に出る。高齢の親だけ残る、タクシー
もバスも超減少、「返納は美徳」を警察、御用メディアは繰り返
すが、確実に地域は崩壊、ひいては日本は崩壊に向かう。日本は
限定された大都会以外では、車なくして、そもそも日常生活は成
り立たないからである。無論、大都会エリアでもバス路線廃止、
タクシーが来ないは深刻化なのである。

 東京在住の官僚等による誤った高齢者からの免許剥奪政策は必
ず地域を崩壊させ、日本全体を崩壊させるだろう。本来なら国民
を代表するはずの政治家が制度を常に検証し、改正を図るべきだ
が、国民に一文の価値すら無い政治屋ばかりである。

 もうどうしようもないということだろう。

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