小池百合子、東京都民はただ「女性都知事」が欲しかっただけだろう、ポピュリズムのモンスターと化しても対抗馬に女性候補は怖い

小池東京都知事の団体の最高幹部だった方が小池都知事
の学歴詐称について述べている。前回だったか、都知事選でも
問題視された。カイロで同室だった女性が、小池百合子がカイ
ロ大学を卒業したはずはない、と断言していた。それは事実だ
が、無類の世渡り上手は比類なき策士に「成長」していたのだ。
カイロ大学に学長声明の形で「小池百合子、カイロ大学正式卒
業」と発表させようと、その幹部に小池都知事が依頼したとい
う。実に策士である。関西学院さえ、途中で投げ出し、カイロ
にそそくさと家族と渡るという軽さである。カイロ大学を全う
した可能性などあるはずはない。
だが、東京都知事選挙になぜ小池百合子が圧倒的に勝利しつ
づけているのか、を考えた場合、まず
東京都民は「女性都知事」を欲しがっていること、実はこの
点は決定的に重要であり、対抗馬に女性候補を立てない、とい
う不手際が続いたことが幸運に作用している。
だがこれも、最初の選挙で民主党の蓮舫の出馬が取り沙汰さ
れた。むろん、蓮舫が都知事選に出馬すれば最大の脅威となった
ことは間違いない。だが保守系の小池百合子が民主党の蓮舫に
敗れたら、という危惧が保守系メディアに生まれ、産経などを筆
頭の「蓮舫の二重国籍問題追求」の火の手が上がった。これは小
池百合子にはまた幸運だった。結果、むさくるしい男性候補ばか
り対抗馬に立てて完敗を喫するというパタ‐んが続いている。
さらに小池百合子の徹底した世渡り上手、それが比類ない策士
ニまで成長している、ということだ。むろん、「空気が読める女」
との定評がある。どう動けば、何を主張すれば自分に有利に働く
か、それをエゲツナイないまでに実行している、ということだ。
世相が右翼に向けば、また近年の東京都民の保守化を考えれば、
その主張は限りなく右翼的保守に染まり、国際的にグレタ教がEU,
アメリカ民主党、国連IPCCなどの扇動で巨大なプロパガンダとな
ればこれを政治的延命に徹底的に利用活用する。新築一戸建てに、
太陽光パネルを義務付ける、国の基準を超えてEV、バッテリー車
に上乗せの補助金を交付、全て都民の負担なのだが、時流の流れ
を察したら、とことんそれを利用する、これは「女性都知事」を
求める都民と相呼応するポピュリズムの大協奏曲となって小池百
合子は都民を惑わし、勝ち続けるということだろう。ついには、
ポピュリズムのモンスターとなり得た小池百合子である。
もうすぐ72歳の小池百合子、まだ野望は消えていないようだ。
東京都民など軽いもの、とほくそえんでいるはずである。またし
ても、むさくるしい男性候補が対抗馬になってほしいと願うだけ
であろう。魅力ある女性候補が対抗馬となることを何より怖れて
いるはずだ。
小池百合子の信念は、「この世に絶対の真実はない、いかに巧妙
な大衆操作、ポピュリズムを実行するかどうかだけだ」である。
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