腎臓病患者が食べられるカレーの限界は「アンパンマンカレー」(永谷園)

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 腎臓病とは食養生に尽きるが、現実、いかに食事を進めるか
、具体的なことは実際に腎炎を体験している患者、経験を積ん
だ患者でないと微妙で真実を語れるものではない。腎臓病経験
を持たない机上の医学的智識だけの医師で、腎臓病患者の食事
について語る資格など持たない。だから医師の書いた「腎臓病
の食事」にまつわる本は読む意味はなく、現実、有害無益であ
る。要は経験者でないと語れない、云うに言えない微妙な部分
が多すぎるのである。

 私の闘病経験も55年を超えた。超重度で入院が逆効果となっ
た。親の誤った判断のせいである。基本的に、何に限らず、ろ
くに意味もないダラダラ入院ほど実質、悪化を招くものはない。
おまけに私は若い時代の貴重な取り返しのつかない時間を失う
羽目になったのである。人生そのものを、親の馬鹿げた判断で
失うことになったわけである。

 そこで本題、腎臓病に悪いもの、負担を与え、悪化を招きや
すいものは塩分、たんぱく質(アミノ酸)、それと最近、やたら
語られるリン、カリウムだが実際上、配慮すべき、できるもの
は塩分とタンパク質、もう一つ刺激物である。要は「薄味」が
重要なわけである。塩分と香辛料、スパイスは有害だが、現実、
全く摂らないわけにもいかない。全てはバランス感覚、匙加減
である。

 タンパク質が悪いと云って生命の維持に絶対必要な栄養素だ。
これもトータルでの匙加減である。「効率的な栄養摂取」が基
本となる。

 そこで、・・・・・カレーである。実はカレーは腎臓病には
悪い、なぜ?塩分?確かに塩分は少なくなないが、食品には、
カレー以上の塩分を含むもののほうが多いくらいだ。ウコンこ
そはカレーをカレー足らしめているものである。それとスパイ
スだ。私はウコンとスパイスに問題があると思う。・・・・・
だがカレーほど美味しいものはない、それは実感だ。ハヤシラ
イスと比べたらいい、天地の差である。食欲がないとき、さし
あたってオカズがないとき、カレーは絶対的なものとなる、が
腎臓病には悪い、しかしカレーを食べたい、

 そのギリギリの選択で唯一可能なカレーは

 永谷園の「アンパンマンカレー」1歳から!離乳食後のカレー
だ、また幼児向きでもある。塩分は控えめ、辛さ度は低い、多く
のアレルギー誘引可能性のある食材は排除されている。実は私
はカレーが食べたく、何種類か試めしたが、いわゆる「子供用」
カレーでも有害だった。だが1歳からの「アンパンマンカレー」
はどうにかクリアーできた、ということだ。

 実は「アンパンマンカレー」でさえ腎臓病患者には多少の負
担にはなる、だから毎食などと云うことは慎むべきである。

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