陳腐なようだが、若い頃は苦労は買ってでもすべき、若いうちの大金など身につかない、金銭感覚の小さいことこそ財産
さて、GWの後半、といってすぐ終わってしまいそう。3年後
の珊瑚婚式を目指して、今年は特段に会食などの記念行事!もな
さそう。今から予約、日曜日はどうだろうか。
昨日は夕食後、すぐ寝てしまった。お風呂にも入らず、やはり
疲れがどっと?というと大げさだが、事実、最近は眠くてたまら
ない。寝ると何が?起きて活動中は浮かんでこない過去、来し方
の、端的に云うならば「慟哭」の苦渋である。普段は忘れている
ようでも寝たら過去の記憶に容赦なくさいなまれる、その苦渋は
まさしく慟哭である、ただあの家庭、親のもとに生まれて育った
だけで、それがなければ、いたって凡庸な能無しの人生だったと
思えるが、他方で余計な気遣いをせず勉学に集中でき、健康も
害さず、それなりに自分自身で納得できる人生が送れたはず・・・
・・・・、と思う。
故郷に、育った家庭、両親に何一つ懐かしい思い出はない。ま
さに「悪魔をも憂鬱にさせる」ほどの異常性格の母親、全くの最
低のろくでなしとしか言いようがなかった父親、救いは猫だけだ
ったが、最後には長年飼ったその猫を母親に捨てられてしまった。
全く理不尽に苦渋な過去、一つ一つの記憶は本当に痛切を極め
る、あんな記憶が一つあっても人生が幸福になることはない、と
思えるほど。・・・・・・なのだが、問題はそこからである。つ
まり、・・・・・・無駄で無意味で理不尽な苦しみを若い頃に味
わったほど、なぜなら合理的な有意義で納得できる苦労は多数派
とは云えないからであるから、・・・・・・馬鹿げた体験、あく
まで若い頃、せいぜい30代後半くらいまでが限度だが、・・・・
・・・・・人生後半の粘り腰に通じるわけである。受動的な苦渋
だけではなく、若い頃は数々の愚行を演じる、若気の至りの暴走
もある、だがあっても、どこまでも人を傷つけずに愚行は終えな
ければならない。若い頃は欲望のとりこだ、理不尽、無軌道な
混沌?これも個人差だ、大マジで決められたルートを歩む人も
いれば、早々に退職、彷徨を重ねる、実はこちらのほうが多いの
である。どちらが絶対いいなどとは云えない、あれも人生、これ
も人生だ。たまたま悪運の悲惨な理不尽な境遇にさらされた場合
、苦労は買ってでもする、どころではないが、そのような経験も
無駄ではないと思う、というより理不尽な苦労、苦渋なくして
後半の人生はない、・・・・・・・まあ、そうとでも思わなけれ
ばどうしようもない、にしても、人生に無駄なものなし、これも
苦渋な教訓である。ましてお金など、スポーツ芸能のように若い
頃、あり得ないよな大金を手にしても、刹那の欲望は満たせても、
まあ人生は一度だからそれもいい、という考えはあるが、後半生
の破綻をまねく可能性は高い、ケチるばかりが人生ではないが、
金銭感覚が小さいことこそ財産なのである。
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