スイフトスポーツの意外な利点、低速走行でも十分すぎるトルク感、ターボの効き。「もっとスピードを」と急き立てられない心の余裕

  images (14).jpg
 最初、購入前はスイフトスポーツに乗ると、やたらスピード
を出したくなって速度違反で掴まりやすいのでは、と懸念して
いた。だが、その実際に乗ってみて全く違った、とにかくター
ボが低速域から十分に効いている、それはエンジン音というの
かタービンオ音の迫力だが、静粛性で云うと古いノンターボの
インプレッサよりはるかに優れている、アイドリングも静か、ま
た乗っていてのエンジン音も低く耳障りな部分がない、強いて云
うなら重低音が響くが騒々しさがない。この点は見事なエンジン
だと思う。とにかく低中速域から十分すぎるトルク感を感じてし
まうのである。低速域でトルク不足から「もっとスピードを出さ
なければ」と気持ちを急かされない、というメリットである。

 低速域から騒々しくはないが、ターボの効きを十分以上に感じ
ることができる。だから「相当スピードが出ている」だろうと思
って正面のデジタル速度計を見ると、至って低中速域なのに驚く
ほどだ。これなNAのエンジンなら実際に相当スピードを出さない
ことにはトルクが希薄で、ついつい余計なスピードを出してしま
いがち、だがスイフトスポーツのように驚くほど、低速域から、
まさしくトルク感、要はターボ効果をギンギンに感じさせられて
しまうのである。もちろん、本気でアクセルを踏めばその加速は
もの凄い、でも低中速域でもトルク感が十分すぎて、別に実際に
それほどスピードなど出さなくても、全くその十分以上のトルク
感で悠々と安全運転が出来る、というわけである。

 だからスイフトスポーツの神髄は低中速域のトルク感と充実感
である。出そうと思えばいくらでもスピードは出せそうだが、そ
の必要は感じないし、ますます遵法運転が要求される「高齢者」
なら非常に好ましい車と思えてならない。

 装備的には豊富なオプションで十分だが、ルームランプが、天
井中央のルームランプがないのはちょっと欠点である。オプショ
ンは実に充実している。私は40点以上取り付けてもらった。ただし
オプション費用は結果としてサービスだった(値引き)。

この記事へのコメント