有名無実の「女性専用マンション」問題、男友達が常習的に訪問、半同棲。関西外大女子学生殺害事件の波紋

女性専用マンションは多い、だが女性専用と行って水商売
女性はこの「女性」には含めない。一般に女性専用マンショ
ンという場合、女子学生専用というケースが最も多く、それ
が普通である。私の娘の入居していたマンションはある私立
女子大学が近いこともあり、オーナーの意向でその女子大の
学生専用ということだった。そのマンションで男の姿を見る
ことはまずなかった、家族がたまに来る以外はである。
~女子大学生専用、まあ、女性専用マンションであり、契約
の遵守項目はなにより「家族を除き、男友達、恋人などを絶対
に入らせないこと。家族でも泊まることは禁止」であった。こ
れが守られず、男友達、恋人などが出入りし、挙げ句に週に何
度も女性の部屋に泊まるという半同棲が常態化する、これはそ
のマンションの賃貸物件としての価値を大きく毀損するもので
あり、通常の退去の通告は退去半年前だが、この場合はごく短
い期間でいい。基本は即座に退去である。
だが現実、女性専用マンションということでも男が常習的に
出入りして事実上の同棲となっている、という苦情が隣室の女
性などからネット上にも寄せられている。他方で非常に厳重な
女性専用マンションもあって気づかれたら即刻退去勧告という
ケースもある。実はそれこそ、当然であり、女性専用が有名無
実化しているなら、女性専用の看板は取り外すしかないだろう。
ところで親としては娘を家から遠くに出して一人住まいとな
れば女性専用マンションを選びたくも成る。今回の関西外語大
の女子学生は遠く福島県からということで、これはちょっと、
こういうとなんだがレアケースと云うべきだろうか。なぜ福島
県に近い首都圏の大学を選ばないのか、その大学が首都圏に見
当たらないとか非常に特色がある希少な大学、なら仕方ないが、
そこまでとは思えない、が進学先が何処かは自由である。親御
さんも本当の御心配だったと思うが、大学に接しているほどの
場所の女性専用マンション、でひとまず安心されていたと思う
のだが結果はあまりの悲劇である。まさか、女性専用が有名無
実化し、よからぬ男が入り込んで半同棲だったとは腰を抜かす
驚きだったろう。
これはオーナーが管理者をおいて責任を持っ風紀を守らせる
べきであり、手抜きというほかない。その怠慢が取り返しのつ
かない結果を招いたのである。
学生寮なら半同棲はないだろうが、二人で一部屋というケース
もあったり、数が限定で容易に入れないのが普通だ。
マンションのオーナーは女子学生を預かっているなら管理を
厳重にすべき責務がある。入口を入る段階でまず制限しないと、
どうしようもない、合鍵を渡すは想定外だろうが、これもあり
得ることだ。
「入居が禁止されているだけです。男性でも訪問は自由です」
という女性専用マンションは有名無実というほかはない、容易
に半同棲状態が生じてしまう。娘をいれるならそこらが厳重が
どうかを十分確認することである。「抜け道」を探す不動産仲
介もあるから、逆にそれで確認し、そのような物件は避けるべき
である。
この度の関西外語大、枚方市の「女性専用マンション」の事件は
ルースな女性専用マンションの危険性を大きくアピールしたこと
は事実である。親もつい、「女性専用」というだけで安心してしま
う傾向があるのは否めない。
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