つぶやき館　(元祖つぶやき館)　移転しました

　
　最近、妙な話を見る。それはあの明治天皇の玄孫、やしゃ
孫である竹田恒泰が「秋篠宮の母親は美智子妃の妹だ、だい
一顔が似てない」などという発言をしたとか云うのである。

　実はわたしは近代天皇制の最大のウソ、明治天皇は孝明天皇
の皇子ではなく長州藩で囲われていた南朝の血統の大室寅之祐
であるというあまりに重大な事実である。これについては、左
右問わずあらゆる歴史家が口をつぐみ、国も無論全く、一切、
その事実に触れることさえない。近代天皇制とは明治政府の創
始の新たな制度であり、それまでの天皇制とは全く異質なもの
である。歴史家は孝明天皇暗殺までは認めるものが多いが、そ
の後の重大事、孝明天皇の皇子をも抹殺し、大室寅之祐が成り
代わった、というあまりに根源的な歴史的事実から目を背けて
いるのである。いまもってあの明治天皇の出自は公的には明ら
かにされず、孝明天皇の皇子である、という虚偽を表向き貫く
のみである。

　私は竹田恒泰という人物のアイデンティティが「明治天皇の
玄孫」であることにあり、だから長年、性懲りもなく明治の国
家神道の狂信に基づく右翼的発言をくり返している、・・・・
・・・・いる、「万世一系」だというのである。本当にそうか？
日本史のウソは徹底的に暴かれねばならない。明治政府による
国家宗教たる国家神道、その中枢ドグマの万世一系という大ウソ
こそが国を滅ぼし、結果的に内外に恐るべき犠牲を生んだ。いま、
竹田恒泰が何かといえば万世一系を咆哮している。なら、明治天
皇の出自の隠蔽をどう説明するのかである。

　だが明治天皇は北朝系の孝明天皇の皇子ではない、明治の近代
絶対主義国家の天皇は王朝時代、封建時代の天皇とは全く異なる
ものだ。主に長州閥の政治家と完全に協力して明治の近代国家を
名乗っても本質は絶対主義国の明治政府の諸政策を推進する中心
としての存在であらねばならない。明治以降の近代天皇制は全く
の新しい制度であり、それは国家神道という強烈な国家宗教の、
まさしく中心に位置するものであった。

　竹田恒泰は秋篠宮の母親問題でおよそデタラメを云って恥じる
ことがない、そういう遡る明治天皇は誰かも隠蔽し、自分を「
万世一系」の守護者然として振る舞い続ける、これこそ滑稽を極
めるはずだ。

　現在の天皇陛下は父親似、秋篠宮は母親、美智子妃似というこ
とである。「兄弟でも似ていない」のはよくあることで「父親似、
母親似、そのどちらでもない」というありふれた、ケースでしか
ない。だから同じ兄弟でも性格も顔も全然違うは世間には数限り
なくある話でしかない。

　私はこのような荒唐無稽な暴言を「右翼人」に酔いしれた明治
天皇の玄孫を唯一のセールスポイントとする竹田恒泰の精神上の
構造的欠陥というほかないだろう。

　明治維新以降の日本の惨憺たる歴史、民衆のあまりの犠牲の多さ
は岩倉具視、大久保利通、伊藤博文らによる誤ったドグマの強要、
歴史偽造の当然の結果と云うほかないだろう。真実を言えば、明治
維新は孝明天皇を暗殺し、さらにその皇子も葬り去って長州藩の囲
った大室寅之祐を明治天皇に据え、それを今に至るも隠蔽しつづけ
る「偽造」にあるというほかはない。その偽造の呪いが明治以降の
日本を覆い続けているのである。

　実に大逆犯人である岩倉具視は組織捏造した歴史シンジケートの
連中は今もって何ら反省もなく沈黙し、「明治天皇＝大室寅之祐」
の「玄孫」の「竹田恒泰」が国家神道の、でっち上げられた「万世
一系」を吹聴して悦にいっているわけである。

　さすがに大室寅之祐＝明治天皇は南朝こそ正統であると聖断を下
したにもかかわらず無視され、自らの出自を隠蔽のまま苦悶の生涯
を終えた。

　竹田恒泰よ、歴史の根源を理解せず、いま右翼的遊戯に酔いしれる
愚昧をしるべきである。妄言はやめ、明治天皇の出自と万世一系の大
ウソを認めるべきである。

画像からも隔世遺伝というべきか、竹田恒泰と大室寅之祐は非常に
よく似ている、さすがに明治天皇＝大室寅之祐の玄孫だ。骨相も共
通である。



　　天皇に据えられるべき人物として維新の志士の中心に位置する
長州藩の大室寅之祐、その行方は表向き、杳として不明である。無
論、明治天皇となったからである。大室寅之祐の上、三列目、外人
親子の上のゴツい人物が西郷隆盛である。