蓮舫さん、もはや都知事選出馬は時期を失している。8年前に出馬すべきだった。

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 都知事選に蓮舫さんが立民から出馬されるそうだ。特に悪い
判断ではないが、正直、時機を失していると思う。8年前の、
小池百合子の都知事初出馬のときに乾坤一擲で対決すべきだ
った。小池百合子が都知事になったら、もうすでに8年間、選
挙活動を行ったようなもので、私も東京都民の心理はよくわか
らないが、いつの間にやら女帝になってしまった。新築戸建て
住宅は必ず太陽光パネルを設置せよ、という「実害」も軽視で
きないが、東京都民は小池百合子に魅入られている、ようだ。
私のような人間ばかりが都民なら小池百合子はゼロ票だが、私
のような人間は相対的に少ない。東京都民は小池百合子病に罹
っているのである、変な表現だが東京都民と小池百合子の心情
的関係は阿部サダと吉蔵ようなものだ。誰が対抗馬に出ても勝
てない。

 8年前、蓮舫さんの出馬が話題になったときだったかどうか、
保守系の小池百合子の「強敵」とみなした保守系メディアが激
しく「二重国籍攻撃」を始めた。日頃は台湾を親日国と持ち上
げていても、いざとなるとそれも見せかけだったという具合の
「台湾」国籍攻撃だった。別に現実に問題視すべきほどのこと
でもないが、いざとなると排外的な攻撃を加えるという保守系
メディアの本質が露呈したようだ。

 立民がなにか人気?と錯覚してはいけない。東京は日本で今
や実は最も保守的な土地柄である(と思える)。帝都である。右
翼的なら受ける土壌が備わっている。地方のほうがよほど開明
的な部分があるのは否定できない。よそ者ばかりの東京でも、
その気風に染まるのである。

 小池三選はもう決まりだろう。男性候補なら惨敗でも女性候
補なら多少はいい戦いができる、魅力があればである。だから
対抗馬を出すなら落選しても傷が少なくて済み、さらに次に期
まつできるような将来性ある女性候補を出すべきである。そん
な人材がいないというなら仕方がないが。善戦し、次に繋げら
れる女性候補、でなければならない。蓮舫さんは、またしても
排外主義保守思想の攻撃のターゲットになりやすい。落選の場
合のダメージは小さくない。

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