普通科高校でも会計学を必修にすべき、この社会に生きる人間として必須の知識
どこかで読んだような気がするがあのゲーテが「会計こそ
人類の獲得した最高の智慧である」、・・・・・だったか、
とにかく簿記会計の重要性、価値を述べているのは確かであ
る。私は別に税理士とか企業の経理担当などとか、業種がど
うこうではなく、この社会に生きる者として会計学、簿記会
計の知識こそ最低限以上に必須の知識だと痛感するのである。
超シンプルなケースは家計簿だが、これは単式簿記に該当
するが学ぶべきは複式簿記の真の会計学である。これなくて
国家財政がメディアで論じられても、そのほんとうの意味が
理解できるはずはない。この最低限の知識すらない人間が多
いからこそ、メディアが、その記者連中は会計学の知識すら
ないから「国は1000兆円以上の借金がある、だから消費税増
税が必要だ」これが複式簿記の知識さえあれば単なるマイナス
ではない、実はトータルでは財産でありことが理解できるはず
だが、財務省の官僚はそれは無論、わかりすぎるほど分かって
いるのに、誤った「国の借金」財政破綻論を増税の錦の御旗と
するのだ。新聞記者の会計学の理解、知識などほとんどないよ
うだ。
個別のケースを挙げれば際限がないのだが、要は会計学、複
式簿記の知識なくして投資から日常の生活、国政の評価、行政
の認識もそもそも不可能なのだが、
会計、簿記の知識は商業高校の生徒が学ぶ低級な実用的な学問
、あるいは学問以下のものだ、という全く誤った会計学への蔑視
が根強い。自分で会社を立上ゲル、あるいは青色申告など日常、
頻繁な経済行為において税務、税制もその根底には複式簿記があ
る。
日本は古来、およそ非実用的な抽象的なものばかりを高級な学
問として尊ぶ悪しき傾向がある。そこで大学も会計学、簿記の知
識などは商学部、経営学で会計簿記を学ぶ以外、ほぼその知識を
得る機会すらない。およそ無意味な近代経済学、マルクス経済学
などの文学以上に夢想的な理論ばかり専攻する学生が多い。その
重要性からしてああmりに社会的に低く評価、それは商業高校の
生徒限定で高校レベルで学ぶという現実が影響していると思う。
理系、文系に関わらず、この社会に生きる人間の必須知識が会計
学であり、それなくして経済活動も税務も理解する術がないでは
ないか、だから普通科、さらに工業高校でも複式簿記を学ぶべき
必須とすべきだと思う。新聞記事の誤りも記者に複式簿記の知識
がないための見当外れ、というケースが多いのだ。
岩波書店でもマルクス経済学が多いが「経済学講座」として
近代経済学も網羅した出版を続けてきたが、いまもって「会計学」
の本を岩波が出した、という話は聞いたことがない。抽象的で、
現実離れしたドグマばかり有難がって、肝心の真に必要な実践的
学問がないがしろにされ、軽視される日本の精神的風土である。
ともかく学ばない者にはとっつきにくが、この知識なくして経済
一切の理解は出来ない。簿記会計経の誤った偏見を捨て去り、全て
に優先する重要知識という認識を、まず持つことだと思う。
百の経済理論、法理論よりまず複式簿記を徹底して学ぶべき、私
はこの年齢で、実は薄々感じながら、今思い知った真実である。
複式簿記の借方、貸方をまず徹底して学ぶこと、無から有が決して
でない、なにかに形を変える借方、と単なる浪費のとの違いである。
私が神戸大に入学当時の会計学の戸田学長、「学問としてあまり
評価されない分野」のため、苦労されたことも多かったときくが、
これも日本の教育の誤りの帰結というほかない。学ぶべきは会計学
である。
この会計学辞典、基礎知識を十分習得してしないと無意味である。
購入の必要はない。
この記事へのコメント
幅広い知識は必要ですが、行き過ぎてはいけません。