世界の自動車の将来の方向性を決定するアメリカ大統領選、トランプ敗退なら日本の自動車産業は家電の二の舞いに

現実問題でアメリカ大統領選の結果は今後世界の動向に大き
な影響を与える。つまりCO2一元論地球温暖カ・気候変動論の
大きな推進役のアメリカ民主党、オバマ政権以来であり、当時
の民主党大統領候補だったゴア、また副大統領であったバイデ
ン、この極端な一元論はCO2への魔女狩り、CO2を起因とする
終末論、であるが世界的にはEU、国連IPCC、IEA、さらにBEV
によって自動車市場を制覇をたくらむ中国が推進している。
日本のメディアは「世界はもうBEVだ、バスに乗り遅れるな」
という論調である。愚かも極まれりである。このドグマにより、
ソーラーパネル、風力、BEV,水素エネルギー電池、・・・・、
何一つ新しいものはない。使用の材料が多少変わったくらいで
あるが、どれも古い。
特にBEV,バッテリー搭載のみのモーター駆動電気自動車はエン
ジン車より古い。終戦後、日本は石油も調達できない貧困の極地、
国民車としてBEVを推進しようとした。事実、その後、日産に併
合されたプリンス自動車は1956年くらいまでBEV専業であった。
だがBEVは放棄された。石油資源が必要で困難が多いエンジン車
しか結局、選択肢はなかったのである。理由は?それこそが一律
BEVがあってはならない理由である。
モーター駆動なら電気自動車ではなく、日産ePower、鉄道で云
う気動車であるがこれは電気自動車とは云わない。HEVもPHEVも
エンジン搭載である。ePowerもバッテリー充電のためのエンジン
を搭載する。
当たり前の話だが、純バッテリー車のことを電気自動車という
のだが、アメリカ民主党政権は「エンジン車廃止」が現在も政策
である。これがいかに重大な影響を及ぼすかである。
BEVは要はPHEV,ePower、またHEVからエンジンを取り去ったも
のである。エンジンをなくしたことによる実用性の低下は致命的
である。「BEV]部分はPHEV内に完全に含まれているし、またHEV
、ePoweもほぼ妥当する。BEVになったからといって実用性が向上、
使い勝手がよくなる、ことは絶対に有り得ない、その逆なのである、
だからまともに勝負したらBEVがPHEVなどに勝てる道理はない。勝
つにはドグマでCO2絶対悪⇒エンジンを廃止、という超ドグマでこ
れを実行するしかないわけである。中国の狙いはそこだ。
エンジンの喪失は人類の破滅というトランプ大統領の言うことは
まさしく正論である。なぜアメリカ民主党がゴア大統領候補などに
影響されたのか、「グレタ教」に染まったのか、NASAのハンセンの
影響、上院公聴会での発言に影響されたようだ。バイデン大統領が
中国製BEVに100%関税をいっても、そのグレタ教ドグマによるBEV
一律化に現在のところ変更は見られない。
トランプ大統領がもし当選しなければ日本のメーカーは、「車
の家電化」にさらされ、白物家電、電子製品、などと同じ道を辿る
しかないだろう。BEVなら日本のメーカーでもできる、という国内
メディアは蜜よりも甘い。BEVを強制されたら日本人もいやいやで
もBEVを買うしかない。やすさで云えば全く中国製の敵になり得な
い。また集合住宅、賃貸、車庫内戸建ての住人が圧倒的に多い日本
人のこうむる致命的、また寒冷地域の多い日本人の打撃は想像を絶
する。
愚劣な既成メディアの論調は救いがたい。アメリカ大統領選の
結果で国内メーカの不沈がきまるのに、である。
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