作陽学園サッカー部よみがえる、インタハイ県代表に、高校移転完了ですべてが好循環に
いささか旧聞に属するが、インタハイの男子サッカー、
岡山県代表に作陽学園(倉敷市玉島)が決まった。決勝では
あの最近、全国高校サッカーで全国制覇した岡山市西大寺の
学芸館高校を延長の激闘の末、破った。作陽学園も2006年の
全国高校サッカー、第85回で準優勝の実績がある。作陽学園、
旧校名は作陽高校だが、津山市から倉敷市玉島への移転を昨
年、2023年に完了した。
作陽学園グループはくらしき作陽大学、短大部が1995年に
津山市から倉敷市玉島に移転、高校は津山市に残っていたが、
作陽学園全体を倉敷玉島に集約、今後の少子化に備えるという
意味もあった。なにより交通の便の良さ、文春がいつか「謎の
駅、新倉敷駅」などという記事を書いているが、実は山陽鉄道
以来、「玉島駅」として長い歴史をもつわけであり、「新倉敷」
という新幹線開通に際しての駅名変更が大いに今もって誤解を
続けているわけである。宇野千代さんの名作「おはん」のラスト
あたり「お人の話のよりますと、おはんが備中玉島のステーショ
ンの~に立っているのを見たという・・・・・」とうことで由緒
ある駅である。新幹線は朝の「ひかり」を除けば「こだま」だけ
だが岡山駅の西隣、岡山駅まで新幹線で10分、という好立地、好
条件、岡山駅の近くに住んでいるのと実際変わらない利便性を作
陽学園は獲得し、これが生徒集めに決定的に有利な条件をもたら
した。
とにかく移転期間中は半端にして混乱で有望選手も入部せず、
流石の作陽サッカー部も低迷し、中国地区高校プレミアムからも
脱落の憂き目を見た。が、移転完了、その素晴らしいサッカーの
フィールド、二面有して新倉敷駅まで徒歩数分という通学条件の
良さもあいまって、移転時期という半端な混乱期を終え、全てが
好循環となってりうようだ。
野村雅之監督の指導は評価が高く、地元の市民にも知れ渡って
きている。選手集めも非常に有利となり、やっと移転の混乱期を
脱しての再スタート、それがインタハイ県代表ということである。
インタハイの最高成績はいままでベスト8、その突が目標とな
るが優勝を目指してほしい。
作陽学園のすばらしいサッカーフィールド
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