都知事選なんかどうでもいい、アメリカ大統領選の方が日本人には遥かに重要
選挙前から、小池百合子候補には実質的に当確が出ていた。
いったん、知事が根付くと「現職の強み」とにかく、知事選は
現職が強い。ただし例外はあり得るが、それほど頻繁であるは
ずはない。現職を打倒するほどの支援を築けば、の話である。
東京の女性は小池百合子の「ソフト」さ、同性フェロモンに魅
いられているし、他方、東京は右翼といわれる人達、団体が多
い。保守的風潮も相まってそれら右翼軽団体の支持を完璧に取
りまとめである。東京は右翼勢力が強い、ということを見抜い
た小池百合子の戦術は毎回、功を奏している。
ともあれ、緑のたぬき(小池)は赤いきつね(蓮舫)に「予想通
り」勝利した。
しかし知事選が現職有利は、任期中は選挙運動をやっている
うなもの、何かの集まりには顔を出せる。任期中のそうして馴
染んだ人の数は莫大だろう。これが国会議員となると任期中は
何もずっと選挙区にいられるわけでもないし、縛りが多い。知
事こそは帝王なのである。蓮舫候補は参院、東京地方区といっ
て知事ほど、都民と接するわけでは毛頭ない。選挙期間も短い。
知事については、よほどの「飽きられ」ないと現職を追い落と
すのは難しい。1970年、大阪万博成功で酔いしれた佐藤義詮、
大阪府知事は共産党推薦の黒田に敗退、これは共産党の勢力拡
大という特異な要因である。
とまあ、云ってみても正直、中央政界に小池百合子の影響は
これで及ばなくなった、といって過言ではない。年齢、といっ
て72歳になたばかりだが、もう限界は遠くない。蜷川虎三など、
6選知事は多い。
古い話だが東京五輪前、東都知事の三選目?だったかに前の
兵庫県知事、阪本勝さんが社会党からだったか、立候補したこ
とがある。「東都知事に任せていたら都政はむちゃくちゃにな
ると。無論、惨敗だった。裏話だが、阪本勝さんの奥さんが「
いま社会党は絶体絶命、もしここで社会党から出ないと、あなた
の過去は無駄になる」と催促されて、であった。これは余談。
阪本さんも運動中に、「当選したら殺してやる」という右翼か
らの脅迫状が多数舞い込んだそうで、東京は右翼が多いと実感
したそうである。
ともかく小池百合子はまた都知事である、美濃部亮吉が都知事
であることは中央政界に、というか自民党にとって頭が痛い話で
あったが、小池百合子が立民の都知事を阻止してくれたのだから、
元獅子身中の虫の小池百合子でも、今となれば国政を断念、「小
池さまさま」である。
しかし日本人はもう都知事選など忘れていい。真の重要な選挙
、それは国内選挙ではない。アメリカ大統領選である。バイデン
は迷走している、千鳥足、「順当」ならトランプ復活である。ア
メリカ最高裁のお墨付きも得た。結果は絶対はない.不確定としか
言いようはないが、アメリカ民主党の政策が維持されるか打破さ
れるかは、日本の産業に大きすぎる影響がある。
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