相変わらず戦術に長けた小池百合子、庶民の足元を見ない立民・蓮舫陣営。だが小池四期目はもうない。
予想通り小池百合子の三選だが従来の圧勝とは程遠く、もう
年齢も考え、三期で最後と実質確定したという意義はある。
それにしても小池百合子は「世渡り上手」、「空気を読む女」
という定評は昔からあるが、そのせいで、相も変わらぬ戦術の
上手さである。実質、自民党のなのに、あたかも時には対立を
装い、裏では綿密に自民党と連携、密談する。その意味では
まことに女帝である。ただ得票率は50%ぎりぎりであり、批判
票はかなり噴出した。石丸候補は善戦、これで広島一区で岸田
と戦う準備が整ったわけである。
問題は立民、まことに巧妙に自民とステルス的な関係を築く
小池百合子に対し、政治資金問題を持ち出して国政攻撃、は半
ば小池陣営を支援しているようなもの、さらに共産と連携、推
薦はなくとも、共産党の政治家が応援団上に立つくらいで、ま
ことに庶民の足元を見ない立民の欠陥が露呈していた。庶民重
税の責任はかっての民主党にもある。消費税、累進所得税強化、
相続税の庶民レベル強化、と何とも頭だけの「社会主義」であ
る。立民がその本質として庶民性を欠いた高踏的社会主義、「
理想主義」であり、決して庶民の生活を向上させるものとは、
まず無縁の政党に堕している。その庶民が見えていないことが
戦術の誤りに直結している。昔、労働貴族という言葉があった
が、その体質に染まった社会党が、労組依存で消えた社会党と
同じようなルートを辿っているのが立民である。その立民、そ
のままの体質を戦術的に都知事選で押し出したのが蓮舫陣営で
ある。
小池三選は100%間違いない、という状況で予測通りdも従来
の圧勝とまではいかず、都政批判が多いということは逆に証明
された。戦術に長けた空気を見事の読みぬく小池百合子も、も
はや四期目はなく、国政復帰もあり得ない。年齢である。無論、
まだやるといいかねない小池百合子だが、さすがに都民も飽き
てしまうのは避けられない。次を考えるならステルス自民党支
援という候補者になるのだろうか。
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