いよいよ(明日から)夏休み、暑い夏に昆虫採集に夢中になった思い出

実際、私は暑い夏が大好きである。これが曇りが多く、うっ
とおしい雨も多い冷夏だと気分もさえない。最近の冷夏は1993
年だったか、日照不足と低温で米が大不作でタイ米騒動が翌年
起きた。がその翌年、1994年は超猛暑の雨不足で超渇水だった
から自然は必ず帳尻を合わせる傾向がある。大渇水も困るし、
うっとおしい冷夏もイヤだ。でまずは通常のレベルの梅雨があ
って水も確保でき、そこから一気の真夏、蝉が一斉に鳴き始め
る、いたってありきたりなことだが、この当たり前な自然がどう
も自然の人気の昆虫の衰退傾向で、蝉もこの辺りでも減っている
ようだ。樹木は活発なのに、である。
昔は商店街の時代、夏休み期間、週一回の大規模な商店街の
夜市があった。もう商店街が廃れ果てた今でもあり得ないが、
これも無論、子供時代の懐かしい思い出である。最後の宵市は
花火大会、・・・・・遠い記憶でしかない。
まあ、楽しかった夏休み、というだけではいい年齢して他愛
ないようだが、実は、これぞ現在の日本の子どもが失っている
もので、諸外国のように学年末で完全解放という時期ではない、
日本の夏休みは子供たちにとって楽しくない要素が多すぎる。
ともかく私の生涯で楽しい思いでは少ないが、小学一年、二
年の夏休み、笠岡市の新山村の祖母の家に長期居住し、昼は昆
虫採集、よるは「絵日記」とか「夏休みの友!」、昆虫事典を
携えて、また「ファーブル昆虫記」を読んだり、それも小学三
年は父親?のでたらめさで破産宣告を申請されるなど、散々で
それまで同様、祖母の家に夏休みは居住したが、楽しさはほぼ
半減以下となった。以後、四年生からはもう祖母の家に夏休み
に居住しての夏休み謳歌は消滅してしまった。
ともかく夏は暑い、今はエアコンがあるからいいが、その前
はせいぜい、家庭は「水冷式クーラー」、さっぱりである。だ
から夜は商店街、多くが家の前に椅子を並べて夕涼みだった。
また蚊を防ぐ蚊帳も常道で、実に夏の風情があった。蚊取り線香、
今でもあるだろうが、夏の風物詩、昔の蚊はとにかくスピードが
遅く、本当に、ゆっくりブーン、という感じ。今やハエより敏捷
という蚊が多い、いつ頃からだろうか。1975年くらいのような気
がする。
私は持病もあり、とにかく温かい、暑いということが、よほど
のことがない限り、身体に好ましいのである。逆に薄ら寒い、の
が体長の悪化に通じる、酷暑は七難をカヴァーしてくれる、とい
うこともあり、ますます暑い夏が好きになっている状況ではある。
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