2024年、ホームラン数の激減(三分の一以下)の日本のプロ野球はもはやプロ野球ではない。新基準!統一球がプロ野球を潰す
周知の事実だが、今年の高校野球、春のセンバツ大会、期間
中のホームラン数は僅か3本だった、ランニングホームランも
含むはずだが、とにかく異例に少ない。それに輪をかけるのが
プロ野球、年間公式試合数は143試合だと云うが、7月18日で、
概ね85試合前後消化、ほぼ6割消化の時点でチームホームラン
数はセントラルではDeNAの55本が最高、ついでヤクルト54本
、巨人48本、中日、阪神、広島は30本台、パシフィックも同じ
ようなもの、ソフトバンク55本、日ハム53本、ロッテ44本、
他の西武、楽天、オリックスは30本台、オリックスなど31本で
しかない。個人ホームラン数も現時点でセ、パを見回してトッ
プが18から16本、ベストテンで10本を超えるのは6~8人ていど、
チーム本塁打数の今までの最高、年間で2004年の巨人、259本
であり、年間200本をチームで超えたらまずまず、多いほうだが、
6割の試合消化で平均が40本を超える程度、これを143試合で計算
するとチームホームラン数は70本に平均でも届かない可能性があ
る。順当に行けば平均のチーム年間ホームラン数は67本前後とな
ると思われる。従来、200本以上ならチームとしてまず多い、との
基準からすると激減以上である。
プロ野球の魅力は投手戦の魅力もあるが、やはりさすがプロ、と
いうホームランである。それが高校野球よりはマシ、くらいのホー
ムラン数、プロ野球の魅力は守備もあるが、打撃である。だが現状
は見ての通り、なぜプロ野球を見る?贔屓チームがある、だけでは
ないだろう。プロらしさはまずパワーである。
この理由を「投手の実力が向上したから」は、そんなバカなこと
ある、はずがない。突如として、全体として投手の技量、力が向上
、そんなバカな話はない。打者はいくらでも練習できる、が投球制
限などで投手の練習は打者のように、いくらでもやる、わけにはい
かない。
ひとえに公式球、ミズノ製の硬式球、統一球が飛ばない、バット
の心で捉えても飛ばない、失速する、という声が選手から湧き上が
っている。異常なまでのホームラン数の減少は偶然でもないし、投
手の技量が向上したからでもない、反発係数の低下である。
打球が飛びやすい気象条件は、まず湿度の低さである。春先から
雨は多かったが、特別多いわけではない。ご時世で「気候変動」を
口走る向きもあるが、全くの荒唐無稽である。
ではミズノの統一球の反発係数の低下、飛距離の減少、失速癖が
NPB、日本プロ野球連盟の意図に沿ったものなのかどうか、である。
実はその可能性は否定出来ない、「打高投低」を好ましからざるこ
とと考える誤った思い込むがNPBの中に潜んでいる、からである。
だが、「さすがのホームラン」がノンプロにも劣るくらいとなれば、
もはやプロ野球の魅力はない。統一球だから社会人野球、大学野球
にも影響は出ているはずだが、どうか。高校野球では露骨に影響は
見て取れた。だがアマなら仕方がないで済むが、プロ野球となると
話は別である。金を取って見せる試合ではない、というほかない。
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