トランプ氏、実は絶体絶命の危機?ブームの予感!のハリスに地滑り的大敗の可能性

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 トランプ共和党大統領候補にすれば、結果としては、バイ
デンが撤退したこと、その後継指名でまず民主党大統領候補
は確実な状況で、さっそく政治資金の寄付、一日あたりの
最高額を記録したという。しかも政治資金の寄付の経験がな
い庶民層、女性、黒人が多いというから、これはひとつの「
ブーム」を予測させる。まかり間違えば、トランプ候補の
大敗の可能性が出てきた。アメリカ大統領選挙は州単位の特
異な小選挙区制、州ごとに「選挙人数」が異なる。カリフォ
ルニア州選出の上院議員というハリス副大統領は獲得選挙人
数でまず有利である。民主党がいうように「トランプは実は
弱い候補だ」というのは、ある意味、事実だろう。

 というわけでトランプ優勢はどこまでも、老バイデンが対
抗馬という条件の話であり、ブームを起こしかねないハリス
副大統領が相手となると、事情は一変である。そこを見抜い
て「トランプは脆弱な候補」という民主党の自信アリ気なコ
メントも出てくるわけだ。

 ハリス副大統領はインド系とジャマイカのアフリカ系とい
う「ダブル黒人」という絶妙な出生だ。元検事で弁が立つ。
前回のアメリカ民主党大統領候補争いでも、元どもりのバイ
デンを鋭い舌鋒で圧倒したという実績もある。大統領候補同
士のテレビ討論会も今度は相手はバイデンではない。

 私も、これはトランプさん、首を洗ってリタイアの準備か、
という気がしないではない。ケネディやカーター、オバマを
勝利させた、「リベラル民主党候補があっさり勝利する」と
いうパターンが間違いなくある。従来は黒人、労働者など下
積み庶民層に強みがあったトランプ氏だが、今度は情勢が激
変と予想される。

 ちょうど自民党、森喜朗総理が舌禍で袋叩き、野党はこれで
有利と思ったら、小泉純一郎の登場を招き、野党大敗を招いた
、というケースに似ている。

 だが、ことは単純ではない。検事上がりらしく、トランプ
候補の刑事訴追攻撃はかえってトランプ人気を高める。

 でも大統領制はいい、国民が選べるんだから、小選挙区制の
議院内閣制、政策、法律制定はすべて与党幹部と官僚との談合、
すぐ閣議決定、党議拘束で議会上程して法案成立、総理は政権
党議員の半ば談合、密室で。国民は聾桟敷、「間接的に国民が
選んでいる」は偽瞞でしかない。「天皇制」の存在をもって大
統領制否定のパターンがあるが、国民主権のほうが重要だろう。

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