もはや行政手腕、実績ゼロでもレゲエ的パフォーマンスでハリス優位?打つ手がないトランプ陣営。踊るインド人の一挙手一投足から目が離せない
確かに見ているだけで面白いアメリカ大統領選だが、逆に
議院内閣制!自民党総裁選=首相選出という日本のつまらなさ
が露呈している。面白いアメリカ大統領選だが、その理由は
ひとえにインド系のハリス副大統領のパフォーマンスにある。
副大統領としての地道な実績、行政手腕は確かにさっぱり、と
しても、要するに選挙は「人気投票」であるから、もはやハリ
ス女史の優位は明らか、と見るのはあながち、的外れでもない
だろう。対するトランプ陣営は全く打つ手がない。ハリス女史
の副大統領としての無能さアピールも、その裏返しとしての、
ハリス女史のレゲエ的パフォーマーの魅力に対抗する術がない
ように見える。要は単なる最初の御祝儀的な人気で終わりそう
にはないハリス女史、陣営の選挙活動、さりとてまだ正式に
民主党大統領候補に選出ではないが、事実上、使命獲得のハリ
ス女史、「空疎が実は魅力の演出」と言わざるを得ない。単な
る民主党候補、という枠でハリス女史を見てはならない、とい
うことだ。地道な実務的行政はスタッフに任せればいい、そ
のインド的な踊り+レゲエの醸し出すパフォーマーの魅力だ
ろうか。
バイデンのみを対抗馬としてきたかのようなトランプ陣営、
それは副大統領としてのハリス女史の行政的実績の希薄さを
もって、後継に指名されないのでは?という予測があったの
は否めない。だがバイデンが後継指名、一気のインド系特有
の選挙パフォーマンスの噴出を前に、よりによっての不人気
バンス上院議員を副大統領に指名というミスジャッジメント
も絡んで、とトランプ勝利という「クロウト的予測」も逆に
現実遊離にさえ思えてくる。
選挙予測、大報道のハリスのパフォーマンスに惑わされる
のは別に無関係な日本人だけではなく、アメリカ選挙有権者
ということになる。トランプは「過激なリベラリスト」と、
あまりお世辞にもアピールしない批判、またバンス上院議員
の以前の「子なし女」という中傷的言辞もさらにトランプ陣
営の人気下落に拍車をかけているかのようだ。ハリス女史が
いわゆる民主党的優等生ではなくインド、レゲエ要素の人物
だけに、アメリカ大統領をやらしたら面白い、という民衆的
共感は得られそうだ。
選挙の投票はクロウト専門家ではなく圧倒的な愚民化の対
象となる民衆の意思によるものだ。結果などわからないが、
やはり「もしハリ」ではなく「確ハリ」に近づいているのは
間違いなさそうだ。大統領になっての「踊るインド人」的な
パフォーマーのハリス女史から「目が離せない」となろう。
ハリス女史が対抗馬となった途端に賞味期限切れしてしまっ
たトランプ元大統領である。「もしトラ、確トラ」も迷夢に
終わりけり、であろう。もっとも「平均的アメリカ人」が、
踊るインド人+中米的レゲエのノリをどう思うか、という
多少の懸念はないでもない。このままレゲエ、インド的アー
リアの御祝儀が継続なのか、アメリカ人も頭を冷やすのか、
いずれにしてもトランプ氏には、やりにくい相手には違い
ない。トランプ氏は逃げの一手が賢明だろう。
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