ハリスvsトランプ、レゲエ黒人vs白人過激男性、史上空前のすれ違いアメリカ大統領選の行方、トランプいつギブアップ?
実に奇妙なアメリカ大統領選である。まだハリスは民主党
の正式な大統領候補に選出されないが、確実に選出される。
その副大統領時代のあまりの実績、活動の乏しさに民主党内
でも疑問視の声があった。オバマ元大統領などその典型だが、
ここに来て民主党内は、実績の乏しさ、地道な行政手腕の欠
落より、その話題性、レゲエとインド的要素のハイブリッド、
しかも女性ということの集票性を期待してである。
実際、バイデン大統領のホワイトハウススタッフは、バイ
デン大統領がさらに4年間を全うするとは思えず、そうなる
と大統領に昇格のハリス女史の下で働きたくないとして大量
、退職だったそうだ。「ハリス大統領の下で働きたくない」
は副大統領も同じで、その実際の選考は難渋しそうだ。だが
ハリス側の、後出しジャンケンは有利である。
だがそれらのマイナス要因を勘案しても、やはりトランプ
をはるかに超える型破り、破天荒なハリス女史は絶大なる集
票能力を備えている、と思うのは的はずれではない。
もしハリス大統領が誕生となったらその政策は、だが、単純
に優等生的民主党大統領の傾向となるかどうか、バイデンの踏
襲となるかは微妙だ。そもそもバイデンがハリス女史を副大統
領したのは、非常に強い反トランプの舌鋒が鋭そうだから、と
いいうだけの理由だった。ハリス女史は決して左派ではなく、
部分的に右派的要素が強いのである。ウクライナは既にハリス
女史に警戒感を隠そうとしない、
とまあ、そんなレゲエ黒人女性の、といっていいのか、ハリス
女史だが、対抗するトランプ氏はあまりの、すれ違い的なキャラ
クターに戸惑ってどうにも対抗のしようがない、という風情だ。
トランプ氏のハリス批判もどうにも鋭さと説得性を欠いている。
それはハリス女史の正体不明さ、異次元のアメリカ的常識から離
れたキャラクターにある。論争はスレ違いに終始、と思われ、討
論会もトランプ氏は拒否ということである。
バンス副大統領候補もこれは結果としてトランプ氏のまったく
の愚策であった。ハリス登場まで予測しておかねばならなかった。
ハリス女史の大統領になる確率は50%を超えるのは確かである。
「やらせたら面白そうだ」この心理は実に普遍性がある。私も
そう思う。
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