確トラも雲散霧消、トランプ、大統領選がこの世の名残りになりそう。もはや「過去の人」か
アメリカ大統領選は世界を席巻している。今が一番、話題性
があっていい時期なのだろう。暗殺未遂事件で確トラとも思わ
れたが、これがバイデン大統領撤退を誘発し、副大統領のハリ
ス女史の後継指名、事実上の民主党大統領候補となってしまっ
た。あまりに異色なキャラクターであり、それが一気にトラン
プ共和党大統領候補を色褪せた、賞味期限切れの政治家にして
しまった。どこまでもバイデンが対抗馬であればこそ、の確ト
ラだったが、バイデンの撤退の可能性は特に低くはなかった
のだから、その場合、ハリス女史が対抗馬となることも十分、
予測して対抗策をねっておく必要があったが、あまりの単細胞
的発想で墓穴を掘ったトランプである。
トランプは臨機応変に上手に状況に対応する巧妙さが全く
欠けている。インド系、黒人系というちょっと特徴的なハリス
候補、といってまだ正式決定ではないが、事実上候補のハリス
女史はとにかく融通無碍に対応、舌鋒は鋭く効果に富む、ます
ますトランプの賞味期限切れを露呈させる術を心得ている。
とにかくトランプは高齢な上に柔軟にお上手対応ができない。
かくして報道の通り、別に日本のメディアだけがハリス喝采を
やっているのではなく、アメリカメディアがハリス喝采なのだ。
実際、あのキャラクターは芸人的素養が豊かだ、トランプを痛
撃する有効な言葉を容赦なく浴びせかける。
トランプはとにかく対応が下手、その点でもう引退時、とい
うより大統領選がこの世の名残利となることは明白になった。
もう外国も、ハリス大統領を確定的と考えて対応せねばならな
いが、無論、民主党の政策をそのまま引き継ぐだろう。あまり
急進的ではない。二期8年の可能性が高い、カラ1933年までを
予測しなくてはならない、さしあたり1935年の「全面EV」を
そのまま推し進めるのか、ということがある。日本の自動車業
界もトランプ復活なら救われた部分はあるが、このまま民主党
の方針維持なら、世界の二流になりかねない。
ハリス女史の特徴は地道な行政手腕に欠ける、だが雰囲気を
盛り上げるのは天才的な素養がある。芸能人に向いた素質とも
いえる。日本人も無関係ではない。多くの利害に絡んでくるわ
けである。
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