高校野球、炎天灼熱甲子園美談を散々に利用した高野連、朝日新聞の今になっての欺瞞を問う

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 既成メディアも「地球温暖化」は絶対的な既成事実、疑う
余地はないという論調であり、日本人も本気で多くはそう思っ
ているようだ。どこまでも仮説、つまり「人為的排出のCO2で
地球温暖化の気候変動が起きている、今年の夏はその結果だ」
というようである。「気候変動」がそんな短期的に生じるのか
どうか知らないが、石油石炭が原因だと云うなら話は簡単だ、
どう逆立ちしても石油が使えるのは今世紀限りである。「石油
は永遠に、あと30年ではないのである」人為排出CO2は21世紀
中にイヤでも終焉を迎える。人新世というほど、のことではな
い。・・・・・・まあ、これを云い出しても始まらない、いま
の問題は、「地球温暖化で夏の甲子園の炎天下はもう許されな
いから」二部制、7回終了とする、などの案を高野連などが出
しているという問題である。

 だが、「今までの炎天下は構わなかったが」と言わんばかり
の高野連、朝日などの言い方こそ、炎天下地獄の甲子園美談を
利権として徹底利用してきた、これからも利用しようとする、こ
れらの者たちの欺瞞を問わねばなるまい。

 そもそも、いつの時代であろうと、真夏の炎天下、長時間の
球技、しかも野球は試合時間が決まっていない、それを行うな
ど遠の昔から暴挙の極みであったはずだ。今になって突然暑さ
が増した、過去はそれほどでもなかった、と云うなら大ウソで
ある。真夏の炎天下、猛烈な暑さで応援団の学生服の汗が塩と
なってこびりついていた、画像、昭和42年、1967年のものと
記憶している。習志野高校応援団、新聞掲載だった。

 なぜこのような常識ではあり得ない真夏炎天下、」時間も不
定の超時間の球技が年中行事となった、のかである。日本が貧
しい時代からのもので、甲子園の炎天下灼熱を「耐え抜く」と
いう美談に祀り上げたのが高野連、朝日などの新聞ではないの
か、毎日はまだ薄ら寒い春であるから除外するとして、「真夏
の高校野球」を朝日がどれほど、売りにしてきたか、炎天下で
長時間試合という非常識に耐え抜く、という頑張りを我が手柄
のようにして新聞の拡販に利用したのではないか・

 それを今度は朝日も脱炭素、地球温暖化論に全面賛同、日々、
脱炭素キャンペーンを紙面で繰り広げている、・・・・・とな
ると暑さ恐怖のキャンペーンの朝日が炎天下の夏の甲子園をど
う考えるのか、となったのも自然だろう。

 その結果、高野連とともに

 二部制、早朝から午前中の早い時間、とナイトゲームで。

 7回制、中学野球と同じに

なんとも盛り上がリに欠ける代物だ、今度は脱炭素美談だ、と
云いたげである。

 、・・・・・そこまでして真夏に屋外で長時間の球技を行う
という無理無体を行う必要があるのか、である。最初の、真夏
に屋外で長時間の試合を行う、ということ自体が常軌を逸脱し
ているのだが、それを散々に炎天下甲子園美談として利用して
来た責任はどうなのか、である。

 解決策は夏の甲子園大会をやめるか、ドーム球場で行うことで
ある。

 早速、「球児は炎天下でも甲子園でやりたい」という清宮のコ
メント引用だが、正直、そう本気で思う球児がいたら、ちょっと
時代錯誤である。

 高野連、朝日、毎日は「甲子園でやってこそ高校野球だ」という
甲子園利権を手放そうとしない。どこでも可能なのに、である。今、
となれば最新のドーム球場があるというのに、さりとて脱炭素論に
は乗りたい、キャンペーンしたい、暑さ恐怖を咆哮したい、だが夏
の甲子園との整合性は?で奇妙な姑息な対案である。

 甲子園利権に関わる者たちの実に半端な欺瞞が呈されている。

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