暑いと騒ぐわりには黒い車が多すぎないか
色で言えば黒は熱の最も吸収しやすいのは自明の理である。
小学生時代、快晴の日、黒い紙に虫めがね太陽光を集中させ
たら、ほどなく煙を発し始めた。緑色も熱を吸収しやすいが
黒色の70%以下とされる。圧倒的に熱を吸収しにくい色は白
だが淡い色、また赤も意外と熱を吸収しにくい。ただし白は
衣服としては紫外線を透過させやすい。
ともかく日本はもう暑さ恐怖の大合唱なのだ。私は別に昔
を思えば、変わったことが起きているとも思いにくいが、も
う一億総暑さノイローゼのようだ。そこまで騒ぐなら車の色
は重要だろう。黒い車が多すぎるのである。ただし日本では
車の最多の色は白だそうだ。確かに白も多い、ついで黒だと
いう。統計にもより、年度にもよるが最多は白で33%、二位
が黒の23%、白と黒で半分を超えているのだが、3位はシルバ
ーだという。
しかし、そう言われても黒はやたら目立つ、車の色、カラー
は実は多彩なのだから黒は黒塗りがよほど似合う高級車なら
ざ知らず、小さい車でも黒色は多い。黒色は安全性にも難があ
る。「黒い車を運転しているが安全で危険を感じたことはない」
とうそぶくやつもいるが、それは他のドライバーが黒い車に特
に気をつけているからである。他のドライバーに与える安全負
荷が黒色の車は高い。
黒いと安全性の難と何より、熱吸収は高いから暑い夏は冷房
効果がおおいに減殺される。逆に寒冷地は黒い車は選択肢だろ
うが、それ以外、寒冷地でもなければ黒は愚の骨頂としか思え
ない。むろん、車の色の選択は自由だが、この酷暑で真っ黒い
車に乗り続けている人が多いのはやはり驚きである。しかも、
記事、報道として黒い車の問題を提示のけーすはほとんどない。
やはり、どこかに遠慮しているのだろうが。
黒い車が好き、という嗜好が黒い車の多い、要は原因である。
黒い車はかっこいい?場合もあるが、黒が似合う車ってそれほ
ほ多いとは思えない。昔はヤクザは黒塗りの外車が圧倒的だっ
た。黒いはそこに秘められた何物かがダーティーなのある。私
はソ白とシルバーを乗り継いでいて、今はそれぞれ台を保有し
ている。白は塗装も強いし、冷房効果は高い、安全性も高い方
である。面白い色とも言えないが、他に特に選択肢はない。
特殊な色は板金塗装でやや価格が上昇しがちである。さりと
てグレーはなんとも半端で見た目もさえない。安全性も低い。
やはり白を選べば問題ない、正解なのである。
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