堀江貴文の「進次郎」支持を嗤う、小泉純一郎の刺客抜擢への御礼か。「自民党」でなく「日本」をぶっ壊した小泉純一郎
つらつら思うにメディアはまだ堀江貴文がそれほど影響力
のある人間だと思っているのだろうか、だから何かというと
「堀江貴文の考え、意見」を仰々しく載せているのだが、さ
て、今度は「自民党にとっての100%の総裁候補は小泉進次
郎」だという堀江貴文の考えを大々的にと言うべきか、載せ
ている。考えればわかり通り、自民党をぶっ壊す」と言い放っ
て日本の至宝の郵政制度を「民活」の名目で「民営化」し、
国民の虎の子の郵貯資金をアメリカに譲り渡した、つまり、
史上空前のメディアと完全にタイアップした郵政民営化選挙
という悪質な大衆操作が行われ、「自民党」は大勝利、その
結果、「自民党」は盤石、郵政制度の失墜で日本がぶっ壊れ
てしまった。
その大衆操作、世論操作にほぼ全メディアがタイアップし
て協力し、「郵政ミ民営化で民活で日本改革」という幻想で
済まされない大ウソを叩き込まれた国民は競って自民党候補
に投票、小泉自民は超大勝利、郵政民営化反対候補のいる選
挙区には「刺客」を投入、郵政民営化反対の亀井静香の選
挙区に堀江貴文を小泉自民は送り込んだが、わずかな「善戦」
にとどまった。その後、ニッポン放送乗っ取りのまつわる犯
罪で堀江は刑務所送りとなった。ライブドアも雲散霧消、
その株で一文無しになった人も少なくなかったのだ。
堀江貴文は自分の所業についてどう反省しているのかだ。
だが小泉純一郎によって刺客抜擢はいまなお感激している
ようで、あまりにも中身ゼロとしか言いようがない小泉進次
郎を小泉純一郎との連想で「自民党大勝利の候補」とおだて
ている。国民はそれほど、しょせんはバカな存在で進次郎に
もイチコロで愚民化される存在位に思っているんだろう。そ
れは一面、当たっているのだろう。
ともかく「自民党をぶっ壊す」とメディアの大喝采を浴び、
世論操作への全面的協力を引き出した小泉純一郎、だはその
構造改革とはアメリカの対日年次要望書の具体的実現でしか
なかった。2001年4月の小泉政権誕生以来、竹中平蔵国務大
臣は「構造改革」として「新自由主義」をふれまわった。
これに賛同する、、いうならばレントシーカーは巨大な利権
を目的として表舞台に飛び出した。
「公から民への資金還流」は小泉純一郎が咆哮した最大の
ウソである。郵政制度は端的に言えば地方に還流し、公的な
用途に使われた。民間銀行の融資対象にはならず予算化して
税金で行う公的な事業を郵便貯金資金で行っていた、これは
税負担の軽減と言う意味でも大きな意味があった。この「
公共投資」と「財政投融資」こそが日本の経済の強みの源泉
であった。それを見抜いたアメリカは特に財政投融資を「
第二の予算」と批判した。日本弱体化狙いだった。日本は
1990年代後半から金利の自由化、財政面への市場原理の導入
によって財政投融資改革が実行され、政府系金融機関は自主
運営に転換された。
だがアメリカは新自由主義制作で対外債務国に転落し、
アメリカの国債の安定購入先として目をつけたのが「郵貯
資金」である。以後、郵政民営化がアメリカの日本への
要求の最大の項目となった。2005年5月27日、関岡英之氏は
自民党の会議に出席
「郵政民営化の要求はアメリカらのものであった」
「郵貯資金を日本のためにではなく、アメリカの国債購入、
債券などに振り向けられるべきとして郵貯資金をアメリカの
支配下に置くことこそアメリカの目的であった」
と明確に証言している。郵政資金は公共投資、財政投融資
の原資であり、国内のために使われるべき筋合いが、アメリ
カへの資金と変質してしまったのである。
細かく言えばきりがないが小泉純一郎の郵政民営化による
民活論は全くの事実誤認に基づくものである。だがメディア
総掛りの政治茶番劇を演出は得意中の得意、というものであ
あった。
大衆操作、愚民化こそ小泉のアイデンティーであった。
すでに民間銀行資金は有り余っていて、そこに郵政資金を
民営化しても金融撹乱になるのみ、結果はアメリカの目論見
にそって国民の虎の子の資金が国内で使われず、アメリカに
使われてしまう羽目になったのである。
「ゆうちょ銀行」と「かんぽ生命」を独立の会社にしておけば
「一挙に外資が買収可能」という目論見がアメリカにあった。
国民は何を騙されたのか!
これも書けば長い、「郵政民営化で資金を民間に回せば経済
が活性化する」、これが国民を騙す最大のキモであったことは
確かでメディアが全てこれにタイアップした。郵政は自らの
給与は全て自ら稼いでいた優秀な現業だった。税金は投入されて
いなかった。「公務員の削減」が何の意味もなかったのは当たり
前だ。税金はビタ一文使われていなかったのだから。「民営化す
ればサービスが良くなる」?見ての通りである。何よりも「海外
の主要国も郵便民営化は失敗している」という事実が完全に封鎖
されて伝えられなかった。アメリカ自体が公営堅持なのだ。小泉
民営化で郵便局は殺伐たる不景気な場所になってしまった。
2005年8月7日、郵政民営化法案秘訣に小泉純一郎は衆院を
解散、空前のメディアと一致協力の郵政民営化選挙を展開、反対
の議員の選挙区に「刺客」を送り込んだ、そのコマとして使われ
たのが犯罪者の堀江貴文であった。
郵政民営化でアメリカの要求に完全に応えた小泉純一郎、そ
の息子の進次郎という、「アメリカ子飼い」親子、アメリカに
従う、子飼いの進次郎を褒めそやす御用メディア、あゝ、情な
い話だ。
最後に申し上げたい
小泉純一郎の衆院解散は明確は憲法違反であった!
え?堀江貴文が進次郎を「自民党の100%候補」
我が身を顧みて、小泉系の「大衆操作劇場」を何よりの評価
なのだろう。
愚民化の才能に限りない、ということだろうが国民をよくぞ
バカにしているものだ。
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