2023年、昨年のコメの作況指数は101,実は並かそれ以上。コメ不足の原因は減反政策、太陽光発電推進の国策だ!
メディアはウソをついている、「昨年、2023年は暑くてコメ
の生育が悪くその結果、今年はコメ不足」だという。つまり「
地球温暖化・気候変動」の現れだというのである。東北の耐寒
特化の品種の作付けの農家の声をしきりに報道するが全国の作
況は101なのである。そもそも典型的な熱帯性植物のコメが暑く
て非常に不作など本来、あり得ない。ただし日本のコメ作りは
東北、北海道の寒冷地域での米作を可能とするための努力であ
った、それで耐寒に特化の品種ならある程度影響は出るにせよ、
、全国平均では何ら不作ではない。コメの収穫への最大のダメ
ージは日照不足だ。1993年の長雨冷夏の著しい日照不足で作況
指数は74.3まで低下したのだ。では今回は作況指数は101、そ
れでコメ不足!なぜだろうか?
結論は簡単、明らかである。作付面積が減少したからである。
なぜ作付面積が減少したのか?
①国の減反政策
②国の主食用のコメ栽培から家畜用飼料のコメなどへの
転換政策
③太陽光発電業者による農家への稲作断念、太陽光発電
設置の激しい営業、その背景にある国の太陽光発電推進
政策
同時に需要増の新たな要因
まずインバウンドの影響が挙げられる。訪日外国人観光客が
押し寄せており、東京や大阪の都市部で外食産業の需要が増加
したこと、小麦などの値上げで多くの食料品の値上がりが顕著
だったため、コメの需要が増したこともある。
作況指数は101だった、だが結果的に2023年の主食用コメの
生産量は661万トン、だが需要は702万トン、あきらかに不足
だった。
つまり今年のコメ不足の原因は減反政策、作付面積の減少と
いうほかない。また構造的理由でコメ作りの就労者の平均年齢
は高齢化の一途、年齢ピークは72歳だという。
今年のコメ不足を地球温暖化論・脱炭素プロパガンダにまた
またすり替えているが、実際は作況指数は悪くない。1992年の
長雨、冷夏の壊滅などとくらべたら上出来であった。だが減反、
作付面積の減少、高齢化は進行するばかり。根底で構造的なの
だ。一部東北への暑さの影響はあっても、別に不作というほど
ではなく、全国では100を作況指数は上回っている。それで実
質、不足はただ「作付面積」の減少しか原因は見当たらない。
農水省は人口減少、コメ需要低下を理由に主食用から飼料用
米への転換を行わせており、その結果の主食用米の収穫量が低
水準となったことは明らかだ。減反政策に加え、農家の高齢カ、
後継者不足、だから僅かな需要増加でこのような社会問題とな
るコメ不足となる。
日本は台風の通過地点であり、また狭隘な地形の国土に豪雨
も多い、災害の被害を受けやすい国である。それは当然、過度
な減反がいかに危険かということである。あれやこれやで
「もうコメ作りはやめた」
という農家が増え、休耕田にはソーラーパネルの気味の悪い
黒い無粋な帯が連なるわけである。
このコメ不足の理由は作付面積の減少、その減少は国の減反政
策と、実は一体の太陽光発電業者により米作断念への脅しまがい
の農家への勧誘だ。「コメ作りなんか儲からない、もう高齢化で
無理でしょう、経費も上昇の一途ですよ」と多くの米作農家を
コメ作り断念に追い込んだ。
減反政策、高齢化で米作放棄、休耕田が増える。そこにソー
ラーパネルの魔の手が忍び寄る
この記事へのコメント
もっと悪いのは、補助金目的の収穫もしない作物を植えてある水田。
農水省というのはバカの掃き溜め。