コメ不足、スーパーの新米特売でおコメが買えずオロオロする、おばあさん。新米がでても買えない状況は続く
私は神戸に妹がいる。妹といって血の繋がりのある妹ではな
く、「兄と妹」と誓った義兄弟であるが、心の妹の方が真の妹
と感じる。そこで神戸の須磨区在住だが、とにかくスーパー
におコメがない。コープにも、以前はコープで抽選でおコメが
買えるという趣向があったが、それもなくなったという。そこ
で私が現在の所、15kgおコメを送ってあげた。妹はコープにも
全くおコメがないと知ってパニックに陥っていたので即座に送
った。夫婦二人だし、あまり消費も多くないようで当分は持ち
そうだ。
だが今日、須磨区のマックスバリューで新米の販売があった
という。広告があったようで、妹が行ったら大変な混雑、まと
まった量の新米が入荷、棚に並べられていたようだが、すぐに
売り切れ、買いに来ていた、おばあさんは結局、買えず、オロオ
ロしていたという。
新米はたしかに今後出る、それは間違いないが、おコメ欠乏に
危機感を特に大都会住民が抱き、並べられたらすぐに買う、とい
う購入態度は当分続きそうで、早いものがち、高齢者など簡単に
買えない、状況は続きかねないと思う。国は「いずれ新米は出る
から問題は解決」というようだが、一斉に買うという姿勢が当分、
続けば、すぐ売り切れる、都会地のスーパーでは来年以降も続く
と予測せざるを得ない。
このような状況では弱い立場の人がおコメが手に入らない、と
いう危機は長く続くかもしれない。政府は在庫のコメを躊躇なく
放出し、またコメの減反政策、主食米以外への転作の推進をやめ
るべきであり、また太陽光発電の田畑の侵食に厳しい制限を加える
べきだ。いちどソーラーパネルが設置された休耕田はもう元には戻
らない。
「猛暑で不作でコメ不足」とメディアは相も変わらず虚偽を報じ
ているが作況指数は101、だが総収量は需要の80%にとどまる水準、
つまり作付面積の減少こそが原因なのである。1993年のコメ不足は
日照不足で作況指数74だった。今回のコメ不足は国の愚策の結果で
ある。それをメディアに「猛暑原因説」にすり替えさせている。許
せないことだ。どこまで国民をバカにすれば気が済むのか、である。
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