病は気からの真実、本当に数字「42」に呪いはあるのか?

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 最近、LINEで高校同期のグループに招待され、入ろうとし
たら「42番目」とわかった。実際、他の場面でもLINEで送信
が9時42分、また車のオドメーターで下二桁が「42」は頻繁だ。
また「4256km」という走行距離の数字もかならず出くわすし、
4989km、も、とくに数字「4」と「9」はなにかにつけて、当
然ながら、しょっちゅう出てくる。また数字、42、49も例えば
時刻の分、秒なら毎時間、毎分だし順番で42番、49番も当然な
がら頻出である。ヤフー知恵袋をみたら「42にやたら遭遇して
ノイローゼ気味」などという相談が複数ある。やはり、なんと
も気になる数字、イヤな不吉な数字、の代表が日本人には「42」
ということである。「49」、「94」も悪いがそれ以上だろう。

 「42」自体はただの数字、人間のこしらえたものだが、それ
にまつわる思い、日本人限定だろうが、実に不吉なものだ。つ
まり「人間が正視できないもの、太陽と死」ということだ。人
は必ず死ぬのになぜ死をそれほど恐れるのか、ということだ。
多少時期が早いか遅いかだけのことではないか、・・・人が生
きるとは全て終焉に向かう時間だ、その終焉を「死」と呼ぶにし
ても死ねば自分はいないから関係ない、いないというのか、あら
ゆる設定がない、無意味なのだ。だが生の終わりは怖い、という
ことであろう。

 だから日本人は「42」、「94」がやはり最も嫌う不吉な数字
である。つまり死を怖れているのである。西洋では不吉は「13」
、「4」は安定したイメージで全然悪いイメージはない。昔、日
本に長く在住したでプロレスラーのデストロイヤーが「4の字企
画」という会社を立ち上げようとしたら「4は日本では縁起が悪
い」と言われ、断念したという。「4」は中国語の「死」の発音
と共通なので中国、日本、韓国では不吉となる。ただ「42」、「
94」を不吉とするのは日本人だけだ。

 数字は人工物だから、それがなにか、人間に害毒をなすはずは
ないが、人間の受け止め方で「病は気から」となってしまう。
私はLINE高校同期グループの入った順番が42番目、その日から、
すっかり体調が悪くなって締まった。「どうせ日本語だけのこと
、平安時代は四は『よん』だったし西洋語じゃ関係ない」と何度
も自分に言い聞かせても体調は悪化するのみ。もうやむなく、グ
ループから退出した。

 人間の心ほど、微妙なものはない。また弱いものもない。全く
無意味なはずが心底、こたえて来る。人の体は精神に支配されて
いるを痛感する。

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