活断層、地震多発地帯に風力発電の乱立のもたらす危険と低周波健康被害、深刻な環境負荷

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 今や「脱炭素」は超大企業などの最大の利権のターゲット
となっている。メディアも「脱炭素」を掲げるものには、
そのもたらす重大で深刻な被害にも、特に将来的に予測され
る被害、問題にほぼ完全に沈黙している。悪いことに今年は
ことに今年は酷暑だ、酷暑の年は昨年からだ、それを「気候
変動」でその原因は「化石燃料からのCO2」CO2を減らすこ
とだけが絶対的正義、・・・・・・で風力発電や太陽光発電
というのだが、論理の飛躍、風が吹けば桶屋が儲かるレベル
か、それ以下のコジツケだが、それが現実、利権と化して、
現代社会を席巻しているのである。天候の政治利用が極限に
達している社会と言えるだろう

 そこで風力発電の乱立である。実際、風力発電を見たら、そ
のまりの巨大さに唖然とするだろう。

 能登半島地震では風力発電や太陽光発電の破壊被害状況が
報告されている。珠洲市の第二風力発電(2008年12月稼働開始)
では風力発電のブレードの一枚がタワーの真上に来た位置で
折れ曲がってしまった。志賀町の酒見風力発電所でも真上にあ
ったブレードが破断、破断された部分が吹き飛んだ。極めて
巨大なものだ。

 ブレードが回転している時、地震が発生するとストッパー
が地震を感知、ブレードの回転を止める仕組みはある。そのとき、
ブレードが真上の位置であればタワーと共振、巨大な揺れが生じ
る。これに対して新耐震設計が義務付けられていたが能登半島地
震では功を奏していなかった。

 洋上風力発電でも国交省は安全ガイドラインを出していて、
「最大津波の想定を行う」と記載はしても現実のシミュレーシ
は行っていない。解析モデルも提示されていない。

 実際、この20年間、日本の風力発電は様々な事故を起こしてき
た。まずは台風である。地震の損傷は能登半島地震でも明らかで
ある

 洋上風力発電については発電機は欧州製造のものが使用されて
いるが、欧州は地震もないし台風もない。地盤は堅固である。
したがって欧州製の発電機はそれらへの対策はなされていない。
浮体式の風力発電の発電装置への津波設計はなされている形跡は
ない。

 また重要なことは風力発電による健康障害、低周波による健康
被害だが、これがメディアでも完全に封じこめられている。風車
の発生する周期的な低周波は数キロ先まで届き、耳鳴りや頭痛、
不安神経症、動悸、めまいなどを誘発する。風力発電稼働後から
そのような症状を感じ始めたという周辺住民はいても、行政には
相手にされない。因果関係不明をもって問題なし、と処理されて
しまう。稼働停止以外、解決法はないという主張も「脱炭素」ド
グマによる巨大利権に押しつぶされてしまう。また景観、自然の
鳥類への影響、環境負荷が懸念され、現実に被害は明らかである。

 ともかく「脱炭素」、「再生エネ」は絶対的な正義であり、それ
が超大企業の巨大利権となっているから、被害の訴えは全て押しつ
ぶされてしまう。

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