つぶやき館　(元祖つぶやき館)　移転しました

　これは地元、山陽新聞の記事で知ったが、JR西日本は岡山
県内の「みどりの窓口」の設置駅をついに岡山駅、高島駅、
倉敷駅、新倉敷駅の４駅とし、北長瀬駅、大元駅について廃止
を決定した。報道によればJR西は最終的に「みどりの窓口」設
置駅を100程度に減らす計画だそうだが、JR西の駅が存在する
府県がどれくらいだろうか、JR東と西の境界はフォッサマグナ
ともいうが北陸、信州なども入れて、せいぜい16府県くらいだ
だが岡山県の削減数は抜きん出おり、「みどりの窓口」設置駅
の少なさも人口、経済規模からみて際立ってしまう。

　根底に中国地方の数多くの赤字ローカル線の廃止がおもうに
任せないことの意趣返しとも取れる。赤字ローカル線廃止に強
硬に反対姿勢の岡山県への恨みかもしれない。岡山県としても
県北を無下にも出来ない立場にある。

　「みどりの窓口」廃止はJR自身の営業機会を失うという側面
も大きい。それ自体の運営費用は人件費くらいでさしたるもの
ではない。対面でなければ出来ないJRの業務も多いが、さりと
て新倉敷駅でも中高年女性が在来線切符「倉敷駅まで」とわざ
わざ「みどりの窓口」で買う姿も見る。もう新幹線切符などは
オンラインで予約購入してくれ、本音は「みどりの券売機」も
撤去したいくらいなのだろう。使いやすくはなく、また券売機
も混み合っている。端的いいえば、オンラインで可能なことは
オンラインで済ませる、しかない、ということだろうか。JR東
は削減計画をストップしい、廃止した駅も改めて設置という方
針を明らかにしたが、JR西は東とスタンスが異なるようだ。

　岡山県も「みどりの窓口；廃止を懸念、さらなる廃止のない
ように要望していたが無視された形である。理由を「利用状況
などを勘案して判断した」とにべもない。JR東が反省しきりと
うのと大きな違いである。


　　　廃止される北長瀬駅の「みどりの窓口」