腎臓は鍛えなくてはダメ!発想の転換


 思うに腎臓病は国民病を極めているが、病院に行こうがクリ
ニックに行こうが、検査され、あれこれ脅され、「透析」を勧
められるていどで、その言葉を信じて、実際「お医者さんが悪
いことを云うはずはない」とマジに思い込んでいる人は、戻れ
ない橋を渡ってしまうわけである。

 現実に疾患、特に慢性疾患を治す手段はいわゆる現代医学は
持っていないが、医療機関からすれば、治せなくても「検査」
で医療収入を上げることができる。「検査なくして診断も現状
把握ができないのだから、検査は絶対に重要」と建前的には云
うだろうが、この「検査」ほど心身に悪影響を与えるものはな
い。無意味以上に有害なのである。腎臓病の人は「悪いに決ま
っている」と割り切って検査など受ける必要はないし、受けな
い方がいい。検査よりも体の内なる囁きに耳を傾ける方が100万
倍いい。端的にいえば慢性化した腎炎は医療機関を受診する意
味はない。

 では腎炎にどう対処すべきか、であるが、従来はとにかく「
べからず療法」である。ことに食事の内容は塩分、タンパク質、
刺激物などを可及的に避けること、また近年は「リン」が大き
くクローズアップされている。食事療法こそ腎炎への対応のキ
モということなのだが、長い付き合いとなる病気だから、過剰
に神経質となってはいけない。では過剰に神経質か、適切な神
経質との区別だが、重要なのは「腎臓を鍛える」という発想で
ある。

 腎臓を鍛える、とは誰も云わないようだが、これなくして、
持病としての腎炎と付き合って命ながらえるは無理というもの
である。別に何でもかんでも食べていい、暴飲暴食すべし、で
はない。食事制限はメリハリを付ける、基本は効率的に栄養を
摂取の心がけ、同時に典型的な悪食は断固避ける。避けるべきは
基本はラーメンの類、肉類の多色、加工肉食品を避けることだ。
だがそれらも必ずしも絶対ではない、食べる楽しみは人生最大の
楽しみである。良質なものを、つまりインスタントラーメンの類
は徹底して避けて、本物の、ラーメンをたまに楽しむ、これも実
は腎臓を鍛える一環である。

 腎臓の役割が体内の血液の浄化、恒常性の維持だからタンパク
質の処置はやはり腎臓は苦労しがちだ。だからといってタンパク
質の摂取はゼロとは出来ないし、そもそも不可能だ。おコメを、
決して「低タンパク米」や「無タンパク米」は腎炎患者に実は推
奨されない。低たんぱく米を食べるとタンパク質への猛烈な渇望
が生じる。あたりまえの白米でいい、ただし多食は避ける。それ
で十分、ということである。

 腎臓自体を鍛えるというより、独自の血行改善の体操、皮膚摩擦
は重要である。周辺臓器を健全に保つ、努力である。

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 最悪の選択は人工透析と云うしかない。そのままの状態で付き合
うスタンスである。奇策は必要ない。

この記事へのコメント

2024年09月20日 02:39
たんとうこう
をしたら内臓が強くなる