なぜ軽自動車のドライバーは車を速く走らせないのか?

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 日頃、車を運転していて痛切に感じるのは軽自動車のピッチ
は本当に上がらないことだ。もちろん、ドライバーによっては、
軽自動車でバンバン飛ばす人もいるのだが、その比率は低いと
思う。軽自動車は初心者が乗るケースも多いが、それも一つの
理由かもしれないが、本質的な理由ではないと思う。

 近頃は警察庁の「高齢者」イジメ、つまるところ、「優生的
行政」の夢よもう一度、と精神病名を運転免許更新の絶対的要
件としている。メディアの警察庁翼賛報道は徹底していて批判
は一切、表に出ない。結果として75歳以上での免許の更新にお
いてその前年3年に些細な違反が一つでもあれば、「技能検定」
強制となる。それ自体は難易度は低いが、慣れぬ車、慣れぬコ
ース、予約も取りにくい、不合格なら免許は取り消し、という
精神的プレッシャ、また教習所にも警察庁から20%は不合格と
する、との目安の数字が実は示されていて必ず不合格者は20%
は出る、「技能検定」に至る違反で最も可能性が高い、検挙さ
れやすいのが速度違反である。道路の、とくに一般道の制限速
度はバカに低い。だから、ますます全般に速度低下の傾向が生
じている、わけだが特に軽自動車の乗る高齢者の速度がますま
す低くなる。

 軽自動車の公道での低速度だが、今は、軽自動車は十分にキ
ビキビ走れることができ、モタモタする登録車を置き去りにさ
え出来る。速度違反取り締まり、といって取り締まりを行う場
所は基本的に決まっている。「絶対に速度違反取り締まり」を
やらない道路も多いのだから、何が何でも制限速度レベルでは
後続の車を非常に苛つかせる。ノロノロ走る車は別に軽自動車
に限った話ではないのだが、やはり軽自動車のドライバーは車
を速く走らせないケースが多い。

 やはり速度違反取り締まりへの不安、また安全志向の強さと
いうことだろうが、道路はやはり個人もものではない。急いで
いる物流関係の車、また仕事絡みの人は非常に多いから、ただ
スローに走ればいいというものではない。それを遵法精神、ま
た検挙を懸念している、のはわかるが、公道というとおり、さ
まざまな急ぎの事情を持った人が車を走らせているのだから、
過剰なすスローさはやはりエゴということになる。

 もう一つ、同じくらいの速度で走っていても軽自動車は「
意図的にスローに走っているのでは?とどうしても思われてし
まいやすい。これは一つ、損なことだが、軽ゆえに色眼鏡で見
られやすい。これも軽自動車がキビキビ走らねばならない理由
の一つだ。軽は軽量を利して実は素早く走れる。1BOXカーは除
くとしても、やはり軽の利点の素早さを活かさない手はないと
思う。

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