無断抜歯から補綴という歯科医の「往復ビンタ商法」の現在
歯科医がなす悪事で、まあ、上手い下手はさておき、という
より大学で教えられたことを上手くやることが結果として患者
さんの歯の将来に、ひいては人生の将来で逆に大きな損失を生
むのもまた常識である。大学を出た歯科医師は大学で「根管治
療こそは歯科の王道」という誤った思い込みに囚われ、片っ端
から抜髄(歯髄除去)し、「根管治療」に血道を上げ、その後は
メタルコアの類をセットし、その上に最終補綴、を繰り返す。
これでは、遠からず、その歯は失われてしまう。上手くやれば、
つまり歯髄を完璧に除去すればするほど、歯は生命を失い、ど
う補綴しようが風前の灯だ。高齢になるかならぬかで歯は失わ
れる。・・・・・・・人為処置が良い結果を招くことはあまり
ないものだ。・・・・・・だが、そう言っても最悪は無断抜歯
だ。
無断抜歯は端的に云えばチェアに患者さんを座らせ、無抵抗な
状態にして、正規の承諾を得ないまま、「もう治療で聞きません
よ」とひとこと言って抜歯、とか、それさえ云わず、「抜歯」と
スタッフに云うだけ、・・・・・実際、その歯科医にどれだけの
学識、見識があるにせよ、無論全くのこれは皮肉だが、大臼歯な
ど無断抜歯は並みの傷害事件より悪質度は比較にならず高い。そ
れほど歯の一本、特に大臼歯は一個の生命と同等なのである。つ
まる、理由をつけて、あるいは理由も言わず抜歯する輩、歯科医
はウジ虫にも劣る存在なのである。
だがチェアで無抵抗で承諾も何も、ないまま抜歯され、その後
の処置、補綴をその歯科医にいやいやでもやってもらうしかない
という状態、これぞハラワタが煮えくり返る往復ビンタ商法である。
岡山市でいきなり上顎前歯を無断に6本抜いてた悪徳歯科医が警
察に逮捕されたが裁判では無罪になったという。裁判官の不見識と
無知蒙昧というほかはない。これはそんじょそこらの傷害事件など
、およそ比較にさえならない悪質さなのだ。
無断抜歯ではないが、事前の歯科医から「インプラントにすれば
入れ歯なしでよく噛めるようになります」と美味いことばかり云われ、
実際、インプラントを埋入された「かまどや」の社長さん、もう痛い
だけで噛めるどころでなく、地獄の日々、「話が違いすぎる」と民事
訴訟に訴えたが歯科医勝訴、まあ、歯科医が診療中、包丁で患者を刺
すなどでもないかぎり、歯科医が有罪か民事で患者に敗訴などないで
あろう。常識は通用しないのである。歯科医に行くのもリスキーであ
ると知らねばならない。もし「抜歯」といわれたら、もうスリッパな
しでいいから脱兎のごとく逃げ出すしかないのである。
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