中国が云う「台湾の独立」とは結局、台湾の「大陸反攻の放棄」宣言くらいにしか考えられない。

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 何かといえば中国は「台湾が独立」したら、武力侵攻すると
云い続けている。メディアの論調を見ても、それをそのまま受
け止めているようだが、考えたらこんなおかしいことはない。

 台湾は正式国名ではない。外国が勝手に「台湾」と呼んでい
るだけのことで、正式国名は孫文以来の由緒ある「中華民国」
である。かって毛沢東が「今までで最も後悔することは何か?」
と問われたとき、「国名を中華民国にしなかったことだ」と答
えたほど、その国名は歴史を持つ。

 「中華民国」は戦前から長い伝統を持つ漢民族のもっとも権威
ある国名である。その国名を正式とする「中華民国。通称、台湾
は戦後長く国連常任理事国だった。それがアルバニア案、執拗な
工作で中共にとって替わられたが、実質、独立国の「中華民国」
であることに何の変わりはない。別に他国の支配も受けてはいな
いし、政治的にも経済的にも軍事的も一個の独立国である。それ
を外国が承認するか否かは関係ない。現在でも少ない国が台湾、
つまり中華民国と正式国交を持っている。

 また現在の中華民国、通称「台湾」の領土は広く南沙諸島から
中国本土に近接の金門島に及び、別に「台湾」に限られてはいな
い、海洋国家である。

 だが中国(中共)がことあるたびに、「台湾が独立したら」を繰り
返すのは理解しがたいことだ。別に中国に支配、統治されてるわけ
では毛頭ないもにである。それをまた外国人も疑問に思わないのか、
そのまま受け止めて「台湾が独立したら」と考えている。

 だから、・・・・・おかしいのである。領土の純度からいっても
台湾島は近世まで高砂族の島であった。古来の中国の帝国が支配し
たこともない。香港と同一視などバカバカしい限りだ。

 以上のように考えたとき、中国が繰り返す「台湾独立」とは?と
考えたらたしかに奇妙だ、意味をなさない。

 それは「中華民国」通称台湾は「大陸と絶縁する」つまり「中華
民国」という正式名称の看板をおろし、「台湾、その他南沙諸島」
共和国、と名称を変えたとき、くらいしか考えられない。強いて考
えたら「大陸反攻の放棄」とも言える。

 だが「中華民国」通称、台湾が正式国名を「台湾など共和国」と
変更する、などと言うはずがないではないか。

 要は中国、中共が台湾を併合したい、と云いうだけのことだ。
「独立したら」も何も無ない。

 「台湾は俺達のものだ、いつでも攻撃して奪ってやる」というだ
けのことで領土欲でいい続けている。「独立したら」は因縁をつけ
る口実でしかない。

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