懐かしいアメリカTVドラマ「名犬ラッシー」全19シリーズあるがティミー少年、Jon Provostが光る

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 もう日本の地上波でかってのようにアメリカTVドラマが
放送されることはめったにない。それどころか、製作費が
かからない、という理由で「四字熟語」などのクイズ番組
が全盛である。志村けんのお笑い番組が消えたのもセット
の費用がかさむからだった。かくして日本のテレビは「大
げさ気象報道」と安上がり「クイズ番組」ばかりの最低レ
ベルに堕しているわけだが、それにしてもアメリカのテレ
ビドラマのリリシズム、ヒューマニズム、面白さは素晴ら
しい。日本人が非常に親米的なのは。アメリカのテレビ番
組、映画、さらに音楽などでアメリカを理想化し、憧れた
からだと思えてならない。ただアメリカ文学には親しみを
あまり持たない。日本のテレビドラマの下らなさと天地
の差、それは紛れもない事実だ。

 でアメリカでの「名犬ラッシー」のテレビ放送は1954年
から1973年なまでの長きにわたって続いた。日本では民放
の開局の進展もあるが1957年が初っ端、1966年で事実上終
了した。アメリカであれほどの長寿番組だっから19シリー
ズ、中でもティミー少年、Timmy ,jon Provostが出演の7
シリーズ、つまり7年間、1957年から1964年まで特に主演
となってからの5シーズンは光るし、テレビドラマ、名犬ラ
ッシーはティミー少年の主役の時代の5シーズンに尽きる。
後継はいても、例えばNHK「一人でできるもん」の初代の
まいちゃん、に後継の誰も匹敵せず人気はさっぱりだった、
と共通点がある。といってティミー少年以外が何も悪かっ
たわけではない。ティミー少年はもともと主演少年の弟役
だったが、その年長の主演少年のリタイアで、途中から主
演少年に格上げされた。ちゃんとバトンタッチの回もあっ
て年長少年、兄役が転出?でラッシーに「一緒に行こう」
と誘ってもラッシーがティミーから切ない顔で離れようと
しない。犬がどこまで理解かしらないが、ここまでも名演
技ができるのだ。印象的なシーンだった。またラッシーの
出産の回もあった。ティミーシリーズの二代目ラッシーは
その時の実の子であり、オスである。

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  ティミーが主演のシリーズ、また米空軍へのラッシーと
もども謁見というのか、空軍基地でのスケールの大きな回
も印象的、

 ティミー役のプロヴォスト、ビング・クロスビーとグレー
ス・ケリーの1954年映画「喝采」にラッシー前に出演という
し、ラッシーの後「雨のニューオーリンズ」にも、たいした
キャリアだ。

 ミツワ石鹸の一社提供、まだ石鹸!会社がメジャーな時代
だった。牛乳石鹸のように、牛乳石鹸は今も健在。CMソング
はスリーグレイセス、育ての親は小島正雄さんだった。小島
さんの実家は青山の呉服店、垢抜けていた。これは余談。

 ティミー少年、Jon Provostは俳優として幼年期から少年期
、さらに若い時代、素晴らしい実績を残した。1950年生まれ
だから日本的云えば団塊の世代の最後あたり、74歳である。

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