高市早苗は本当に、もともと右翼だったのか?右翼団体レベルの右翼性は首相に適格か?
石破茂氏は世論調査では次期首相としてトップの評価を得て
いた。今回は5度目、やっとということで妥当な総裁、結果と
しての総理選出のはずだが、マスコミ・メディアは高市の「経
済政策」を絶賛、高評価だったのか、石破味噌糞の雰囲気さえ
漂わせている。さらに芸能人、論者などが「鳥取県」への嘲り
を繰り返し行うなど、小選挙区だから人口比というに過ぎない
が、東日本出身の芸能人などを中心に鳥取嘲笑が露骨となって
いる。これは意外な好ましくない反応である。
だがサナエノミクスどうこう以前に問題とすべきは高市早苗
の極度の右翼性である。それを「保守思想」と言いくるめて済
むレベルではない。街を走る右翼街宣車の右翼団体と同レベル
と云って何の過言もない。そのスタンスのままもし本当に首相
となったら、とそれをまず人は問題視すべきである。
あの年代、家庭が特異な右翼的な家庭で育った、稲田朋美の
ような家庭に育ったため、ならそれなりに納得も行くが、そう
とも考えにくい。大学は神戸大学の経営、私より卒業はかなり
後である。あの年代がふつうの家庭で育ち、教育を受け、大学
進学であのような右翼的狂信思想に本当に染まるものなのか、
大学を出て松下政経塾、そこで右翼思想が叩き込まれている?
ともまた考えにくい。その後、アメリカに、帰国後、よく覚え
ていないが「アメリカ司法~官」、いったいどんな仕事に就い
ていたのか訝しく感じるが、調べたらコピー係ていどだった、
という報告もある。帰国後、しばしばテレビに「私みたいな
普通の女の子に政治の世界があまりに縁遠いですね」という
全くのぶりっ子ぶりを見たら、その時点で愛国党のような思
想に染まっていたとはどうも考えにくい。
政治の世界に入って成り上がる、世襲でもない以上は、何か
自民党にアピールする物を持たねばならない、実際、日本の政
治風土は保守的なものだ、そこで右翼を演じ続ける、実はこの
右翼出世魚女性というコンセプトの実例は多い、小池百合子も
そうだし、杉田水脈などその典型だが、杉田よりはレベルは上
だが、基本、杉田水脈的な右翼を演じて自民党内での立場を確
保する、と見て遠からずであろう。あの年代で右翼団体入でも
してない以上、明治の洗脳的な近代天皇教、国家神道に染まっ
てしまう道理もない、だが自民党で出世のためには、世襲でも
ない以上は強烈なアピールを、それでなりふり構わぬ右翼演技
ということだろうか。党内立身出世のための政治手法であるこ
とは間違いない。だが首相に本当になりたいなら、ここらでバ
ランス感覚を持たねばならない。議員票でも「あの大日本愛国
党レベルの右翼で大丈夫か?」という不安要素は実は結果を左
右した、それが石破の僅差勝利につながったとも云える。メデ
ィアは取り上げないが重要である。
だが、それで日本の首相?無論、安倍晋三だった右翼だったが
、あれは岸信介を祖父とする特殊な家庭環境があった。それに
外交も政治家の家庭だけにうまくこなす術をわきまえている。
だが高市早苗は現状は外交的に摩擦を引き起こす要素に満ちてい
る。日本では反中国の言辞はとにかく受けるが、首相となれば、
それだけで済むはずはない。だが「首相になっても極右のスタン
スは維持する」と公言しているから、まずそのとおりだろう。
今回、石破さんが総裁選出は結果的によかった。早苗に極右一
返倒という政治スタイルの反省、修正を行う時間を与えたからで
ある。現状で早苗の首相就任は問題がありすぎる。次回総裁選で
もさして変わるとは思いにくいが、マスコミ・メディアはもっと
この点を追求すべきである。早苗も極右演技の目的はすでに果た
していると知るべき、これ以上、極右継続は無意味以上にマイナ
スとなるのは明らかだ。
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