マニュアル車、操作の秘訣を語り継ぐべき。シフトチェンジは必ず「ニュートラル経由」
日本は意図的にオートマ全盛だが海外の事情は日本とは大い
に異なる。中国は国策でEV普及を図るが、それはあくまで中国
の意図である。もっともトヨタはすでにEVのマニュアルの特許
を取っているから、おさおさ怠りはない。だがこの世から絶対
にエンジンが消えることはない。マニュアル車も消えない。日
本の行政主導のオートマ全盛はさておきである。
その昔は運転のやり方の本で、圧倒的だったマニュアル車の
操作方法について述べたものが多かったが昨今はめっきり見な
くなった。マニュアル車の奥義秘伝が語り継がれない。
まずアクセルとクラッチの調和、これはマニュアル車(以後、
MT車)のスタート、最重要な基本でこれなくして何も進まない
が、慣れれば簡単である。
シフトチェンジ、これは必ず「ニュートラル経由」で行う。
しかもニュートラルでごく短い時間でも停める、これが肝で
ある。急ぎすぎてニューとトラル経由をおろそかにしてはな
らない。イヤなギア鳴り、ひいてはミッションの寿命を短く
してしまう。
シフトダウン、これはちょっと関門だが、ダブルクラッチ
と中吹かしを同時に行う必要がある。慣れたら瞬時の簡単に
出来る。これをやらずシフトダウンは難渋である。ギアも痛
めてしまう。とにかく習慣づけることである。私ははるか昔
からWクラッチ+中吹かしを始め、これなくしてシフトダウン
は無理という思いである。
ところで「ヒールアンドトウ」なるテクニックは「ブレーキ
をかけると同時にシフトダウン」を行う技術であるからWクラ
ッチ、中吹かしをブレーキングと同時に行うわけだが、レース
などでは必須である。だが市販車のペダル配置では難しい、
し、右足の爪先でブレーキングは不十分になりやすく、正直、
難易度が高く無理にやることはないが、出来たら便利である。
それと半クラッチを有効に使う、微速走行ではクラッチの断
続とアクセルである。オートマのクリーピング、ブレーキの断
続に該当する。
正直、オートマ車はいかにハイスペックでも隔靴掻痒でしか
ない。MT車にどんどん乗ってほしいと願うのみ。
スイフトスポーツ 6MT
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