石破政権、組閣後、すぐの呆れた衆院選挙、総理は解散を私物化でき、選挙を政治的道具に。選挙の形骸化と愚民化
第102代の内閣総理大臣に国会で指名された石破茂だが、さ
っそくの衆院解散、選挙だという。だが組閣を発表、この内閣、
ではいつまで?選挙管理内閣になるという。石破茂新総理によ
れば選挙をさっさと終わらせておき、その後、選挙と無縁で心
おきなく思うように政治を行いたい、それが消費税増税なのか、
どうか。
アメリカ大統領は当選し、就任何ヶ月かは国民とのハネムー
ンの期間がある。日本の新総理も僅かながら、だが石破茂は
ハネムーン期間どころか、即座の大反発。高市が落選したか
ら?それはあるにせよ、やはり石破のキャラクターもある。
そもそも国政選挙とは民意の反映である。いかに「間接民主
主義」であろうと、基本は選挙は民意の反映のためでなければ
ならない。だが現実は三権分立がなされない日本の統治構造で
総選挙が総理の政治的道具、私物化的に利用できるという「憲
法解釈」が絶対とされ、憲法の条文の「国会は国権の最高機関」
が全く蹂躙されているが、それが問題視されることもない。
ともかく議院内閣制に起因するおかしな慣習だが、石破茂新総
理は早速10月15日公示、10月27日、投票と決めてしまった。全て
は総理の政治的な解散と選挙の私物化である。今までの総理だっ
てそれをやってきた、「総理はいつでも好きなときに衆院を解散
できる」という誤った憲法判断が定着しており、選挙=民意の反
映という民主主義国家の基本理念からあまりに露骨な逸脱である。
総理は自分の政治的都合で解散、選挙を道具として利用できる
が時を経てますます絶対化するようでは、この点での改憲が必要
といわねばならないだろう。
衆院選挙で何を問う?なにもない、どこまでも総理の政治的駆
け引きでしかない。問うべき政策も何も無い、ただ「石破政権の
誕生」への国民の判断?でもなにも現実、明確にやっていないの
だから判断の仕様もない。総選挙は実際は、小選挙区制である。
小選挙区のある政党の誰かに投票というだけで、その選挙区の
候補者と石破政権は直接的に結びつかない。政党が同じだから!
いうのでは何をもって判断するのやら、まして民意の反映の要素
はどこにもない。政治の道具、利権と愚民化というものだ。
この国のまさしく旧弊というものだ。民主主義が選挙によって
全く機能を果たしていない。
小選挙区制だから政党別で多少の議席数の増減があるだけで、
結果はやる前からわかっている。愚民化だとボイコットしたら「
公民の義務を果たさない」などとこれも愚民化の説教をされてし
まう。投票率が何%以下なら不成立、なら対抗手段があるが、そ
れもない。
何のための選挙のなのやら、国民の税金をまた莫大浪費で愚劣の
極というものだ。
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