メガソーラー森林伐採!森林がなければ川の水も涸れ、空気中の酸素もなくなる!『保安林物語』倉澤博を読んで感歎
セブンは「上げ底弁当」など大いに不評を買っているという。
だがセブンの最大の悪行は広大な森林を伐採し、太陽光発電、
ソーラーパネルを設置していることである。別に森林破壊、ソー
ラーパネル設置の超大企業はセブンだけでもないが、その無自
覚ぶりはあまりに問題である。
現在はとにかく短絡的の一語に尽きる誤った「環境論」の思
い込が蔓延しているそれが日本国内だけならいいのだが、世界
的に蔓延し、CO2悪玉一元論の地球温暖化破滅論が絶対的な
ドグマとなってりうかのようだ。「悪いのはCO2だ」いたると
ころでこのキャッチフレーズがおびただしく「貼り付け」られ
ている。「CO2悪玉論」に染まることで正常な判断が世界全体
が出来なくなっているのだが、日本国内の超大企業はそれに、
まさしくつけ込んでいる。
森林の過剰伐採は最も深刻で根源的な環境破壊であるが、そ
れが現代に至ってCO2悪玉一元論で「太陽光発電なら構わない」
という、とんでもない「風が吹けば桶屋が儲かる」以前の「論
理」がまかり通っている。「メガソーラーは環境にいい」だか
ら大規模森林伐採も許される、というなら、「すべてそれ以前
の問題です」と云う外はない。
森林は建築材料やパルプを得るためにあるだけではない、根本
は災害から人間生活を守り、その緑の景観で人の心を和ませるた
目にも重要である。が、そもそも森林なくし生命が栄える地球環
境自体が存在し得ない、のである。森林がなければ川の水も涸れ
、空気中の酸素もなくなってしまう。動物が呼吸で吸う酸素は、
植物、圧倒的に森林が光合成で水とCO2から太陽エネルギーで
生み出したものなのだ。
森林の木の伐採は簡単でも、森林を造るには百年かかる。人類
の活動で森林は減少の一途、さらにそこに日本では太陽光発電、
メガソーラーが最大の脅威となってあらわれている。
『保安林物語』リブリオ出版は1982年でやや刊行は古いが、貴
重な本である。保安林に指定されている日本各地の森や林につい
て、全国の各地、各都道府県から47の例を選び、それがいつ、誰
によって、どんな経緯で、いかなる方法で、努力によって造られ
たか、守ってきたか、、読み切り童話風に述べている。まさしく、
造林がいかに忍耐と努力を要する事業化ということを教えている。
あの作家の井上靖さんが「千個の海のかけらが、千本の松の間
に挟まっていた。少年の日の私は毎日それを一つずつ食べて育っ
た」という静岡県の千本の松原も植林したものである。ここは四
百年の昔、松の森林があったが、北条氏がここを戦場として戦っ
たため荒れ果ててしまった。塩分を含んだ風がもろに吹き付け、
農作物も育たなくなったために僧侶の長円の激励で植林に成功し
たというのだ。
森林こそが地球環境を守る根源であることを、それはまた人間
が育てていくものということがCO2悪玉論で伐採がメガソーラー
設置が善という倒錯が生まれてきている。森林の30%が保安林と
うが全森林について妥当することである。
この記事へのコメント
木材はネットに「無料で差し上げます」と書いたら、ピザ屋や薪ストーブ愛好家が軽トラでチェーンソーを持って来ました。
これはすごい、薪を販売している建設会社に電話したら、2日後に重機を持って来て真っ直ぐな木だけ(ほとんどが真っ直ぐ)を大型トラックに積んで帰りました。
翌年、設置されたソーラーを見に行ったら殺風景を通り越した異様な風景で生育していた希少植物は絶滅していました。
西日本豪雨災害時には、用水路が土砂で埋まっていました。