2024年、高校女子駅伝、岡山県代表に倉敷高校。興譲館、ついに陥落、26年連続ならず


 全国高校駅伝は今日でまず男女とも全国の代表校が揃った
と思う。今日11月3日、岡山県予選が行われ、男女とも倉敷
高校が優勝、男子は47年連続というおよそ類を見ない偉業で、
女子も26年連続を狙った興譲館に競り勝った。

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 興譲館はアンカー、ゴール後倒れ込む、悲惨だ

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 興譲館高校は一昨年から有力選手の流出が相次ぎ、昨年の
都大路での全国大会、高校女子駅伝で1区を圧倒的に独走し
た大分東明の奥本選手、広島県銀河の細見選手ら、であった。
基本的に高校で途中で他の高校に流出はやや稀有ともいえる
現象だったが、ともかく「興譲館は終わった」との冷ややか
な声があった。結果は県代表にはなったが都大路では26位と
低迷で過去、全国制覇二回、準優勝は、数回?という名門も
あまりの陰りとなった。

 今年はそれを考えれば1区はトップで4区まで維持、だが
最終区で倉敷高校に抜かれた。陥落だが今年から男女とも、
地区大会で各県優勝以外で最上位なら都大路に出場は叶うが、
これは広島県二位の世羅との争い、その他にも強敵はいて容
易ではない。

 岡山県井原市は人口減少、少子化が顕著である。そもそも
立地が悪いが伝統校だけに市外に移転もできないし、入学者
は減少の一途、一学年では平均60人を下回っている。私立高
校だけに経営危機である。さらに云うなら消滅の危機といっ
て差し支えない。それで有力選手の大量流出という現象が生じ
てしまった。女子駅伝の危機以前に高校存続が問題だろう。
近隣の倉敷市、福山市、また岡山市の私立が続々と中高一貫と
なって内容を刷新しているのに、井原市という立地の制約は、
こう云うと悪いが致命的である。岡山県は公立高校は「地域に
複数校」なら「一学年100名」を下回れば整理統合の対象とな
るという方針を明らかにしている。私立高校は枠外だが、私立
ゆえに今後の超少子化が井原市で乗り切れるか、全校生徒が僅
か、160人足らずは最早、論外である。女子駅伝以前の問題だ。
作詞家の藤浦洸さんをも輩出の歴史と伝統だが、ながく地域の
最低辺、落穂拾い高校を脱せず、駅伝を活路を見いだしたが、
それとて基本的な内容刷新が必要だった。だが立地である。

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