失政、無策ばかりのバイデン政権の副大統領の落選は当然だった。目に余った日本のメディアの腐敗
基本的に現政権(直近政権)の副大統領職にあった大統領
候補の大統領選挙当選は容易ではない。副大統領は指名され
ただけで全米の有権者の支持を受けた結果、ではない。副大
統領から大統領選挙に出馬した例は、例えば1968年の共和党
ニクソン、とジョンソン大統領副大統領だったハンフリーが
あるがニクソンに敗北を喫している。アメリカの副大統領職
の内容も歴史的変遷があるが、概して知名度は大きく劣って
いる。
副大統領ということはそれまでの政権の政策に責任を持っ
ていることになる。したがって直近政権の政策の評価が、
大統領候補としての副大統領に最も重要になる。ならばバイ
デン政権の評価はどうであったか、である。経済、外交はへ
アメリア国民の評価は芳しくない。さらに民主党の「ゴア」
以来の過度の脱炭素政策がアメリカの石油産業、石炭産業へ
の致命的な打撃となることは明らかであり、雇用も大きく失
われる。上流から下流まで石油産業の裾野は広大で莫大な
雇用を持ち、アメリカの基盤でもある。それをヨーロッパの
熱に浮かされたような脱炭素ドグマ、再生可能エネルギーへ
の傾斜は非現実的以上に社会の安定を著しく損なうのは当然
であろう。風力やソーラーはそこまでも補助的であり、別に
雇用は生まないのである。
さらにバイデン政権最大の失政は移民政策である。日本な
どあのレベルの外国人の居住でも問題化しているのである。
中南米からの鬼気迫る移民流入はトランプ第一期政権では
相当部分、阻止し得たが、バイデンで崩壊してしまった。こ
れがアメリカ国民の生活へいかに脅威となっているかである。
また麻薬、犯罪対策も手ぬるい。トランプ氏は麻薬密売人は
即刻、死刑と宣言している。何か乱暴に聞こえてもアメリカ
での麻薬汚染はそれほどひどいのである。
同時にあまりの物価上昇、アメリカの庶民層の苦境はまさ
に深刻だが、経済無策、煮えきらない欺瞞の民主党、バイデ
ン政権、副大統領としてまともな責任も果たさなかったハリ
ス、しかし民主党の失政に目をふさぎ、ハリスの表向きの「
属性」に舞い上がった日米に共通だが、セレブ、芸能人たち。
日本のハリス期待の偏向報道は目に余った。また、やはり、
まさしく欺瞞の脱炭素論の絶対化に狂奔の日本のメディアの
露骨な善玉のハリス、悪玉のトランプの見当外れ報道の嵐。
ハリスが民主党大統領候補になった時点で正確な予測を報じ
たのは日本のメディアがこき下ろすSputnikであった。論者
はアメリカの大学に所属の日本人研究者だったが、まあ、日
本の偏向メディアは即座にロシアとトランプの結託と決めつ
けるだけだが、「ハリスでは、はなからトランプに対抗の術
はない」と冷徹そのものであった。
数々のバイデン政権の失政、その責任を担うハリス氏だっ
たがベストセラーになった「The Achievement of Kamala Har-
ris」、項目の目次のみ、中身は白紙、がベストセラーになっ
たように、その何もやらなかったハリスなのである。
だが黒人系、インド系、女性という属性のみが過大評価され
、あるいは勝利という予測すらなされていた。目先を変えると
いう戦術は当たりそうにも思えたがそのような甘い話はなかっ
たのである。
議会選挙でも共和党は勝利、トランプ圧勝でまさしく「常識」
がアメリカに回復されたのである。
この記事へのコメント
日本も安倍~菅~岸田への不満が自民減少へつながりました。