現行スイフトスポーツ(ZC33S)の意外なメリット、速度違反の危険が低い!低速トルクがありすぎてエンジンを回す気になりにくい?
私のある患者さん、故郷の町からわざわざ来られる方で、
学年同窓会の幹事だったある女性の家から超近所だった。
その人が黄色いスイフトスポーツに乗ってこられることも
あって?か従来のマイカーの2011年式のインプレッサの後
継にしようか、と私は考えた。結果、マニュアル6速の白い
スイフトスポーツを購入したのがもう2年前だ。セイフテ
ィサポートなしでわりとお買い得だった。納車も早かった。
2ヶ月半だっただろうか。その後、処分予定だったインプ
レッサは継続保有となった。正直、スイフトスポーツだけ
では多少、侘しいものがある。
購入前はブンブン飛ばしたくなって、やたらスピード違
反の危険性、あげくに事故ったりしないか、と危惧もして
いたのだが、・・・・・確かにアクセルを踏めば驚く加速
であるが、実は微速も含め、低速域から十分すぎるトルク
で、ちょっとその有り余るようなトルク感が邪魔になって
エンジンをさらに回そうとう気がどうにもあまり起こらな
いのである。かなり低速に振ったターボの仕様のようで下
給圧は低く1barらしい。だから高速はあまり伸びるとは
考えにくいが、速度メーターは260kmまである。ものの
本では最高速チャレンジ230㎞ほどだともいう。どこまで
も低速にセッティングのターボということだろう。
車はボディがスイフトなのでそのドライビング・ポジシ
ョンを引き継いでいて、スポーティーさはその点ではまる
でない。最初、トラックの運転席かな、と思ったくらいだ。
これこそがスイフトスポーツZC33 の最大の欠点である。こ
のドライビングポジションこそがスイフトスポーツの性格
をスポイルしている。だから腰高感にさいなまれ、コーナ
を高速で、という気も起こりそうにない。ただストレート
でアクセルを踏み込んだ、飛ぶような加速がスポーティー
さ、単純だがそうなる。
全体のイメージはスイフトベースで高級感は乏しい、とい
うのか、ない。ルームライトがない、というのは欠陥めいて
いる。フルオプションならまずまず装備充実、とは言える。
通常のNA、自然吸気では低速トルクは乏しく、回さない
とまともなトルクが出ない。小排気量車ならそうである。し
かしながらスイフトスポーツのターボは低速に極端に合わせ
てあるようで、ターボラグもなく低速トルクは十分すぎる、
よって強いてエンジンを高回転まで回そうとは思わない。エ
ンジンを「もっと回せ」と催促されるようなことがない、そ
んな気を起こさせない、すなわち速度違反しにくい、と言え
るかもしれない。
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