日鉄はUSスチール買収より日本国内に投資せよ!
マスコミは妙に日鉄のUSスチール買収への賛同一辺倒であ
る。日鉄の時価総額は3.2兆円ていどしかないのに、4兆円で
USスチールを買収するといいはじめ、バイデン大統領、また
以前のハリス大統領候補、トランプ候補、元大統領も日鉄に
よるUSスチール買収は断固阻止を明言しているのに、その買
収への執念、固執は驚くものがある。日鉄の会長は「私は田
舎者」と話していたが、これを見ると確かに相当の田舎者と
思わせる。第二次大戦遂行、勝利の原動力、象徴的な企業を
「Nippon Steel」が買収だから、まして宝山製鉄所など中国
との関わりの深い日鉄だから、多くの意味で買収は阻止され
る、ということだ。結果は最初からわかりきっている。
それにして、だ、・・・・日鉄は国内の製鉄所、工場の縮小
的な整理統合、ま呉製鉄所のようにまるごと廃止、さらに高炉
のは廃止は目白押しだ。「国内の需要低下」にしても地域への
影響は深刻である。自動車産業の国内生産の将来的な予測が実
は大きな判断材料だろう。「もう日本に見切り」、さいとて中
国はもういい、アメリカに活路を、そこで拠点としてのUSスチ
ールなのだろうが、輸出という活路は依然として日本の鉄鋼業
の基盤である。USスチール買収に莫大な資金を投入で国内の
製造設備への投資の余地は小さくなるばかりだ。
「日本国内に将来性なし」だから、・・・・というなら、で
は日鉄の国籍はどこか、ということである。これこそ経営の根
底になければならないが、もはや多くの超大企業は「日本にも
はや心あらず」というべきだろうか、ソフトバンクの孫会長は
トランプ次期大統領と会談アメリカに15兆円の投資を確約した。
もう日本は踏み台、ということだろう。それを云うならソフト
バンクは最近のことだが純利益一兆円に法人所得税はゼロであ
ったという。もちろん、法人所得税は累進課税自体がないが、
多く租税特別措置があり、びた一文法人税など払わない、とい
く超大企業はざらにある。まさに優遇である。その挙げ句の
「日本に見切り」的なコンセプト、だから僅かな所得、資産に
容赦ない課税の日本国民、「個人」は散々というものだろう。
日本国内にまだまだ投資すべき場所は多い、日鉄だって製鉄
所の老朽化、それに伴う設備の刷新など投資すべき対象は数し
れないが、それを廃止、放置、で心はアメリカ、ということだ
ろうか。会長が田舎者のせいだけではないだろう。
解体される日鉄呉製鉄所
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