「二十歳の集い」(旧成人式)に「出なくて後悔」というくらいバカな話はない
例によって旧「成人式」転じて「二十歳の集い」式典が各自
治体で行われた。諸外国並みに18歳で「成年」と民法で規定さ
れたから、もう「成人式」とは言い難く、その結果「二十歳の
集い」で継続しているわけだが、最近の調査では欠席率は男子
でほぼ40%、女子で30%にていどという。これを高いと見るか、
低いと見るかだが、内容の無意味さを思えば参加率は高いと言
わざるを得ない。基本、大学の初期の学年、あるいは高卒なら
就職してサラリーマンのひよこ、あるいは与太者である。同じ
二十歳、といって並んで集い式典、はちょっと、・・・・・。
正直、私は参加の人の気がしれないが、昔は結構、「成人式」と
妙な権威付けがあったものだ。それでも参加は?出たい人は出た
らいいが、最初から全く意味はなかった。別に法律で「成人式」
などの規定は全くないのだから、自治体もやりたくなければ、別
にやらなくてもよかったのである。日本の横並び精神、というこ
とだろう。
「高校を出て再会で懐かしい?」よくぞ云えたものだ。まだ高
校を出てどれだけの時間が経っているのというのだ。滑稽至極だ
が、それでもそう思う者はそうしたらいい。
けど奇妙な話だ、私が生まれそだった岡山県の田舎の矢掛町、
兄が一浪して東京の大学に、でそこで住民票は?昔、自治省が事
務次官通達だったか「大学生の住所は実家ではなく、下宿だ」と
いうものがあった。「住所概念」を絶対一箇所と決めつける日本
の民法学者?もおかしいが、これを金科玉条か、あにが東京に行
って二ヶ月ほどして町役場から権柄ずくな電話「住民票を下宿に
移さないと職権で変えてやる」、なるほど、矢掛町的に云うなら
実家を離れた大学生は皆、成人式は大学所在地近くで、となるよ
うだ。成人式ならどうでもいいが、住民票を町役場が「職権」で
変えたら健康保険などどうなるのか、年金は?不都合が数多く生
じる。下宿先の自治体も納税しない学生を住民としても仕方がな
いということだろう。
で、「二十歳の集い?」ガラの悪い奴らが多いケースがあるか
ら、はなから行ってはならない。どうしても、というなら記念撮
影、もちろん女性の晴れ着姿、である。野郎はどうでもいいから
記念撮影も必要はないだろう。大学教養課程にいて、どうこう騒
いでも仕方ない。
私?親の成人祝は、とんでもないことであった。はずかしい話
である。
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