事前に精神科受診で高齢者講習での認知症検査免除、『75歳からの免許更新』浦上克哉著、要は警察・精神科業界の「認知症帝国」樹立か

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 さて、日本人は運転免許更新で「高齢者講習」、その中の
「認知症検査」手がかり再生、は実際、大きなプレッシャー
となっている。「これにパスしないと運転免許剥奪だぞ」と
いう脅しである。

 警察庁はまず「暴走」⇒「ペダル踏み間違い」⇒「それは
認知症のため」という大衆操作を国内マスメディアの超全面
協力で徹底、「認知症こそが交通事故の原因」だから「認知
症排除」という構図をすえるすると導入した。だが批判的メ
ディアがこの日本はほぼ存在しない、というおよそ民主主義
精神の希薄な日本だからこその「認知症」での席巻である。

 そもそも警察庁は道交法で病人、特に精神病者の排除を
長く維持し、ある時期は教習所が校医契約が必要かとも思わ
せた。・・・・・・だが徐々に障害者、精神病患者の排除は
非人道的という意見も強まって道交法は一旦は「改正」され
たが、その巻き返しの「認知症キャンペーン」は実に計画的
だった。

 だがまず最も要求されたのは「誰にでも適用できる精神病
名」の必要性であった。精神分裂症、さらにはアルツハイマ
ー、痴呆では万人に適用しにくい。「認知機能低下」⇒「認
知症」という誰にでも使える精神病名の「創生」が暗に精神
医学会に要請された。それは結果は大輪の花を咲かせて余り
あるのだが、民主国と言うならこの精神病名の存在大きな
問題である、という認識が必要であろう。

 ともかく日本が「認知症」を口実にすればどんな権利制限
でも可能である、という優正行政、優正社会の到来を招いた
のは否めない。

 さて、2024年10月に出た浦上克哉『75歳からの免許更新』
認知症検査は免除となる、は高齢者の不安な心理に巧みに
すり寄るものだ。

 だが浦上克哉、鳥取大医学部卒は家内の金光学園時代の同
級生である。金光学園は岡山県では男子もいけるというなら
長く唯一の中高一貫であった。中3で高校数Ⅰを終える、も
う理系進学には圧倒的優位で医学部進学が非常に多い、とい
うのが大きな特徴であった。


 内容は?警察庁の基本コンセプトそのままである。だが
教習所も予約がいっぱい、教習所に担当が多いわけでもない、
高齢者も予約は容易に取れず、その日にもし体調が悪くな
ったら、などという不安はつきまとう。それにしても完全
に警察庁の主張、方針をそのままで「警察庁運転免許宣伝課」
執筆といっていいほど、それと精神科受診の形式的記述であ
る。

 なら事前に精神科を受診「認知症ではない」という診断書
をゲットしておけばいいではないか、なら認知症検査は免除
となる、・・・・・・

 だが精神科受診で「認知症でない」との診断書をゲットは
これはこれで煩わしい。

   問診

   神経心理学検査

   血液検査

   CTまたはMRI

   画像検査   SPECT/PET

MIBG心筋シンチグラフ

   髄液検査

   脳波検査

   超音波検査



 とまあ、ここまで検査漬けにされて初めて「診断書」ゲット
なのだ。「しっかり儲けさせていただきます」という精神科
商業主義というほかないが、警察庁とのタッグだから強いもの
だ。

 CTでは正直、被曝線量が心配になる。心身両面への有害さは
否定しようがない。

 逆に、高齢者講習の認知症検査で不合格だと、精神科受診!
で、これだけの検査漬け、精神科商業主義にさらされるわけ
である。

 私は「認知症」という病名は史上最大の精神病名利権を手にし
た精神病業界、と認知症で「優正的行政」を確立した警察庁の
、日本という「認知症帝国」の悪しき断面と思えてならない。

 この検査漬けを見たら精神科受診はやはり、やめたほうが良さ
そうである。


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