2025年、歯科医師国試合格発表は3月14日、合格者定員2000人、歯学部入学定員2700人、なぜ入学定員削減の話し合いをやらない?

世間的関心はまるでない、マイナーな話題だが、明後日、
歯科医師国家試験の合格発表がある。昔は歯科医の国試の
合格率も一般の新聞に載っていた。今では夢みたいな?話
だが。当時は優しい国家試験の代表で国立大では国試対策
はまるでやらなくても、ほぼ合格率100%、救済の秋の試験
もあった。・・・・・・だが歯学部自体が急増、入学定員
も急増で国試合格者数制限はなかったから歯科医はあまり
に増加した。この世はあまりの歯科医院、歯科医師の洪水、
となった。しょせんは単科の歯科の過剰な供給は医療の悪
質化に通じるし、また永続的な就職場所のほとんどない歯
科医で資格を活かしたければ開業しかない。あるいは開業
歯科医との結婚である。その受け皿は極めて狭いく矮小だ
から、・・・・・・なのだが現実、歯学部が全国に29も
出来てしまった。国立11、公立1,私立17である。その昔
は一桁で歯科医院は非常に限られた存在、長く続く歯科医
院にほぼ限られていたが、今は昔である。
私はかって歯科医が増えすぎて困るのは既存開業医、その
ためには歯学部の定数削減が必要だが私立大は収入減でそれ
が難しい、ならば開業医が私立歯科大に定員削減を条件に
資金援助を行うべきだ、互いに首を絞め合う状況は改善され
るべきと主張したが全く受け入れられず、今は厚労省が国試
に合格者定員を2000人ていどを設定したから、その必要もな
くなったが、・・・・・・
国試合格定員2000人、全歯学部入学定員2700人がいいはず
はない。今からでも入学定員削減を真剣に話し合うべき、で
ないと歯学部学生の苦難が増すばかりである。
今や歯学部は毎年の進級自体が国家試験のようなもので、か
なりの高得点を取らないと進級できず、また卒業試験はまた厳
しく、余裕で国試をうかるほどの点数が取れなかったものは、
卒業延期、国試が受けられない羽目になっている。
医療福祉系、また獣医も同じだが、よほど悪い点数でなければ
国試で通してくれる。合格人数制限は別にないのが普通だ。基本
は通してくれる。例外が歯科医ということだ。この超過剰を見た
らもう年間合格者数は1000人で十分以上、2000人など多すぎる
というのが開業医たちの実感だろう。かくも希望がない歯学部の
状況は国立大歯学部のまず大幅定員削減、一学年20名で十分と思
う、これはすぐにでも可能だ。私立も80名以下に削減すべきであ
る。阪大歯学部は戦後、設置だが10名でスタートしたのである。
それで余裕で2000人以下になる。実際、過剰からは2000人でも
多すぎるのである。
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