セ・リーグ、いつまでDH拒否できる?あまりに奇妙な反対理由。説得力は乏しい。

世界の野球を見るとDHは日本以外すべての国のアマ、プロ
国内では少年野球、中学野球、社会人野球、大学野球(東京
6大学、関西学生野球以外)パ・リーグがDH制である。さら
にソフトボールではDHを超えてDP,FPなどのルールもある。
MLBが来日だがカブス、ドジャースの初戦、でも正直日本で
の公式戦、また交流戦はMLBびはちょっとリスクかな、と感
じる。
さて、DH制は極めてフレキシブルでDHを選択しないことも
できるし、途中からDHをやめることも出来る。またMLBでは
大谷ルール(別に大谷にだけ適用ではない)もある。ここまで
自在な制度でありながら、なおセ・リーグがDH拒否はちょっ
と解せないが、日本国内にはネットで感じるか「根強いDH反
対派」が存在するようだ。いわく「選手交代の采配の妙」とか
「打撃ヘタの投手もみたい」、「野球は九人でやるもの」など
広島などは主張した理由に「投手がバッティングで仕返しされ
る怖れがないから平気で危険球、ビーンボールを投げるように
なる」・・・・・
反対理由はどれも説得力はない。まったくなくもないが、DH
が融通無碍なルールであることを考えればやはり説得力は乏し
い。ソフトボールなどはさらに進化して「守備チーム」、「打撃
チーム」の2編成で試合に臨む可能性すら生まれている。多数の
選手が出場機会を得る。
高校野球は「暑さ対策」が政治論も絡み、緊急課題だそうで7
イニング制も議論されているが、これはDH導入どころではない
超大影響をこうむる。7イニング制となるともう全て記録は「
参考記録」となる。始まったら、すぐ終わってしまう。暑さ対策
でドグマに忠実たらんとしても、7イニング制で失うものは高野
連も主催新聞社も高校チームもあまりに甚大で、そうなると出来
ることはDH制がルール上では可能なくらい。2部制は運営上の
問題でしかない。7イニングはあり得ない、中学野球までDHで
行って高校に入ったら途端に旧来の制度、では妙な失望、退行感
に苛まれそうだ。
反対理由はDH制をよく理解していないフシがある。多くの雑多
な理由にならぬ理由を反対理由としている。反対理由でさらに面
白いのは「野球には統一的国際機関がない」とか「DH,非DH両方
見るのが面白い」、「パ・リーグは実は一部のセに対し、二部な
のだから、せめてDHを与えてやっているだけ」とその性格の正常
さを疑うような滑稽な理由もある。
結論はセ・リーグもいい加減、DHを採用すればいいだけである
が本当に「巨人以外」は反対なのだろうか。「一人レギューラー
的選手が増えたら年帽がかさむ?」貧乏球団の広島らしい理由だ
が本当にそんな反対理由を述べているのだろうか。
私はもう野球には関心がない、日本人選手の名前など全然知らな
い。阪神の今年の有望は?「投手では大町」と思いついたくらいだ
が、はて、いつのことだったのやら。贔屓チームもなくなってしま
まった。
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