日本でも左ハンドルが安全を確保しやすい?以前、1970年頃に議論された問題

左側通行、車が左側通行の日本では車は右ハンドルとされて
いる。左側通行、右ハンドルの国は別に日本とイギリスだけで
はなく、日本と英連邦、旧大英帝国諸国であって実は世界で見
れば25%程度の国は左側通行、右ハンドルである。だから豪州、
NZ,インドは右ハンドルだし、要は大英帝国だからマレーシアも
シンガポールも南アフリカも、、大英帝国でなくてもアイルラン
ど、タイも左側通行、右ハンドルである。インドネシアもである。
アフリカ諸国でも半数以上は左側通行、右ハンドルだ。Wikiにそ
の一覧リストが載せられている。決して少数派ではなくざっと世
界の半分くらいと思えばいい。スウェーデンは左側通行だったが、
途中から右側通行に変更した。左側通行から右側通行に変更した
国はアフリカに多い。

以上は余談だが、1970年代、実は左側通行を右側通行にしよう
でなく、左側通行のまま、「左ハンドル」のほうが安全に資する
という意見が多くなった。
★左ハンドルの利点、とくにトラックなど大型車に該当
①左側の歩行者、自転車など、とくに子供、小学生を確認しや
すい。
②左折の際に、左後タイヤの巻き込み防止に有効
③右折では、右折大回りの原則を守りやすい
④キープレフトを維持しやすい
明らかな欠点は
①二車線の場合、バスなどの追い越しで対向車を確認しにくい。
★物流の小型トラックの場合も左ハンドルの優位が多い
①ドライバーが降車しやすい
②センターライン超えにくい
★タクシーならどうか
左ハンドルの有利
①客を拾いやすい
右ハンドルの優位
①助手席の客が降車しやすい
★一般車の場合
左ハンドルの優位
①利き腕でシフトチェンジなどができる
右ハンドルの優位
①利き腕でステアリングを抑えられる
②駐車で左に寄せやすい
③右折でコンパクトに回れる
④追い越しの際に、右の対向車が見にくいが、左ハンドルでは
「十分に安全確認」しないと追い越ししないら逆に追い越しで
の安全性が高くなる。
確かに左側通行で左ハンドルなら道路左側端の安全確認が
しやすい。自転車の場合は特に、である。それは当たり前の
話であるが、右の安全確認はやりにくいのも当たり前である。
「だから慎重になり、無理な追い越しなどを控える」から逆
に安全性が高くなる、という逆説的理由が主張されたのであ
つ。
ただ現実に左ハンドルの外車に乗っている人も多いのだか
から、別段、新鮮な話題でもないが左側通行は左ハンドルの
方が安全性が高い、という主張はさすがにされなくなった。
この記事へのコメント
アメリカ::2頭以上の馬車が多いので中央に座って馬を操った方が便利で、特に鞭を使用する場合は左に座って右手で鞭を使用しやすい。
という理由を50年ほど前にラジオ番組で放送していました。