神戸のインバウンドからの脱落の理由を考える、あまりに日本人向けの外国趣味と観光資源の少なさ

本当に近頃は田舎、地方でも外人観光客、インバウンド効果
がすごい。岡山でさえ、である。岡山駅、今日は西口に外人観
光客、団体のバスが二台停車、一般の車が入れない。旗を持っ
たフランス人団体、・・・・・昔ではおよそ考えられないイン
バウンドである。ホテルはもう外人さんばかりだという。岡山
でもだ。
さりながら、かって外人を見かけるのは神戸という通り相場
だった。日本は終戦後はともかく、地方ではとにかく外人は欠
乏していた。だが神戸に行けば滅多に見られない外人さんが見
られる、・・・・・だったがこのインバウンド時代、田舎でも
いやけがさすほど外人さんが多い。その一方でインバウンド効
果は神戸が脱落しているのである。外人さんから見たら神戸は
半端な、日本から見てのいささかのエキゾチックさでしかなく、
ちょっと魅力に欠けるようだ。とにかく観光スポットが少ない
のである。北野町異人館など外人さんは見たくもないだろうし、
まして南京町は、である。このインバウンドからの脱落傾向は
横浜も似たような事情である。外人観光客には魅力がない。
白川郷、富士山、伏見稲荷、USJ,奈良公園、京都の各スポット、
築地市場、・・・・・・数しれないが、神戸はまったくない。
いかにも日本らしさを感じさせるスポットがないのである。
そんなこと、何を今さらであるが、まず基本、神戸は観光スポ
トといえるような場所がない。ハーブ園とか、ポートタワー、六
甲山牧場、異人館、・・・・・・灘の酒造は?やはりつまらない。
論外である。日本らしさに欠けるのはインバウンドで致命傷である
る。日本らしさに欠け、また心晴れやかになるようなスポットもな
い、といえる。
ラフカディオ・ハーンは日本に来て神戸を酷評した、日本的魅力
もなく、他方で西洋的な側面もあまりに表面的で小規模で魅力がま
た半端過ぎる、いいところはない、と断定しているのである。
神戸空港は有利な条件だが、あくまでそれだけのことで神戸自体
に魅力は乏しい、ということだろう。端的に言えば日本人から見て
も神戸の観光的魅力はさしたるものではない。日本人観光客も多く
はなかったのである。平地が狭く、あらたに観光開発も難しいだろ
う。昔、家族で神戸に行ってタクシーに乗ったら運転手さん「神戸
でなにか観るものってあるんですか?」自然な感情だろうか。
実は、明日、ちょっと久しぶりに神戸に行く。神戸大Home Comi
ng Dayでもないが阪急六甲である。六甲道、当時まだ国鉄だった
六甲道までは阪神大震災で散々だったが阪急六甲は被災をまずは免
れた。駅舎も昔のままのようだ。神戸大への登り口であるが、阪急
六甲のライブ会場、に行く予定である。
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